イカ天〜積丹春の風物詩〜


 水温も10度を超えた、
 積丹美国の水中。

 陸上では、新緑が眩しく、
 桜と梅がとても綺麗です。

 先日は、NAUIマスタースクーバダイバーの担当として、
 講習を見守りつつ、水中の春も楽しんでまいりました。


 NAUIマスタースクーバダイバーコースは、
 他の潜水指導機関と少し違い、
 リーダーシップ並みの学科と、技術の応用拡充を目的とした海洋実習があります。

 なので、水中は、確認、評価として、随伴潜水。
 ナビゲーションでは、時刻を設定し、水中のポイントで待ち合わせも。

 待ち合わせまで、時間があったので、
 スジメ、ホソメコンブ、スガモがゆらゆらとたゆたう、
 生き物の隠れ家的な場所で、色々観察です。


 積丹の今時期の旬のグルメは、
 やはり、サクラマスとヤリイカですね。
 ヤリイカは、今年少し少なめでしょうか。

 グルメではなくても、
 様々なイカも楽しめます。

 ダイバーに人気なのは、
 ミミイカ
 ヒメイカ
 でしょうね☆

 本人(本イカ?)たちは必死なのでしょうけれど、
 その逃げる時の動きたるや、
 小さい割に、墨を吐いて、分身の術。

 仕草が可愛いので、人気です。

 お話を戻しますと、
 スジメの隠れ家に、ヒメイカがわんさか☆

 今まで潜っていると、
 やはり、春が一番よく見られるような気がします。
 (夏はそれどころではないのかも。。)



 







 ヒメイカは、藻場によく住んでいて、
 スガモやスジメなどにくっついていることが多いです。
 背中の付着器で海藻にくっついています。

 大きさは、1.5cmほど。

 ここ最近は、スガモよりも、スジメの方がよく見られます。
 隠れやすいのでしょうか?


 反対に、いつもわんさか見られるワレカラが少なく感じます。

 何れにしても、茶津のスジメの多い場所では、
 ヒメイカの天国となっていました。
 もう、イカ天です。(イカすバンド天国ではありませんよw)

 アカンコロペ(ゴッコ)よりも、よく動く(逃げる)ので、
 私は、なかなか上手に写せませんけれど、
 ふとした瞬間に、ピントが合えば、結構嬉しいです。


 どうですか?
 地元の方がよく行く食事処的な「美国」の海。
 観光客向けでもなんでもない、ローカルな北のダイビングスポット。

 そこで、移り変わる水中の彩、
 春の水中を、体で感じて見ませんか?

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