2016年6月22日水曜日

NAUI INSTRUCTOR TRAINING COURSE


 ただいま、私は、新たにインストラクターを育成するべく、
 NAUIインストラクタートレーニングコースを実施しています。

 「最愛の人を任せられるか?」

 というテーマに基づき、
 NAUIインストラクターを育成いたします。


 昔に比べ、基準は変化してきましたが、
 それはやり方を、時代に合わせたものであり、
 NAUIの基本的な育成理念は変わっていません。


 学べば学ぶほど、学び足りず、
 知れば知るほど、知らないことが多いと気づく。

 参加頂く、スクーバダイバー受講生の皆様は、
 毎回、それぞれまったく違う個人であり、
 講習の実施方法は、基本に対し、常に応用。


 私は、業界内では、まだまだの立場ですが、
 一応、指導歴でいうと、21年に当たります。
 それでも、まだ、足りないと感じています。

 榎本武揚の言葉にも、
 「学びてのち、足らざるを知る」
 と、あります。

 インストラクションとは、
 全くその通りだと、思う次第です。

 インストラクターは、講習基準はあれど、
 毎回違う講習生と接するごとに、
 その方に合わせた実施方法を考えなければならない。

 インストラクションの理想像は目指すものの、
 永遠に終わりはないと思っています。
 

 NAUIインストラクタートレーニングコースは、
 各コース、プログラムの開催方法の講義のほか、

 クラスルームセッション5回
 コンファインドウォーターセッション5回
 オープンウォーターセッション5回
 の組み立てと、プレゼンを評価され、

 レスキュー技能、その他潜水技能の検定、

 技術とレスキュー
 器材
 物理
 生理学
 減圧理論
 環境
 指導法 の7科目の筆記試験

 これらを8日間かけてトレーニングし、
 そして、2日間の検定(IQC)を経て、
 合格することで、NAUIインストラクターになれます。

 しかしながら、
 「最愛の人を任せられるか?」
 が、大前提なので、ここがダメなら不合格。

 コースディレクターとして、
 このテーマをクリアできるように育成します。


 とてもインパクトのある言葉です。
 ただ技術があるだけではダメです。
 
 インストラクター合格がゴールのように考えている人はダメ。
 慢心から、天狗になってしまう人もダメ。
 考えることができない人もダメ。

 学び考えよう。
 実行しよう。
 評価しよう。
 対策を練ろう。


 インストラクターの行動原理は
 PDCA
 です。

 P:プラン(計画)
 D:ドゥ(実施)
 C:チェック(評価)
 A:アクト(評価、改善)

 ですが、
 Pはプラクティスでもあります。

 インストラクタートレーニングコースとは、
 PDCA無限ループへの
 入り口、入試みたいなものなのでしょうね。

 それを理解し、
 考えることができるインストラクターこそ、
 「最愛の人を任せられる」と思っています。



 IQCは、6月27日〜28日です。
 
 

2016年6月1日水曜日

レンタルの整備

メインテナンス完了

 6月。
 2016年も、半分まできた感じですね。

 我がPOSEIDONも、夏の繁忙期に向け、
 業務が慌ただしくなって参りました。

 その中で、必ず毎年行っている業務があります。
 それは、レンタル器材のメインテナンスです。

 使用頻度の高い、レンタル器材。
 レギュレーターは、水中での活動を支える絶対的なもの。
 ですが、安心しきっては、いませんか?
 
指定グリスは、56gで8640円します

 そもそも、ダイビングは、レジャーであれ、作業であれ、
 自分のことは自分で対処する。
 使用する器材にも、熟知し、信頼できるものでなければなりません。

 昔からレンタル器材は使用頻度が高かったです。
 しかしながら、今以上に自分のことは自分でと、
 意識が高かったように感じます。

 と、いうのも、
 ダイビングを始めるにあたり、
 マイギアを揃えてスタートされる方が多かったからです。

 レンタルも使用されてはいましたが、
 それも、マイギアを用意するまでの
 つなぎ役としてのレンタルだったのです。

 したがって、マイギアを、
 トレーニングを行うスクールで購入することが前提。
 なので、レンタル料金を無料にすることもできました。

 ご購入が前提ですからね。


こちらもホースを交換しました

 今は随分と違います。

 ひと昔までは、地元の海まで車でブゥ〜んと移動し、
 ザブンとダイビングを行うスタイル。

 だったのですが、
 最近は旅行が主体という方も多く、
 器材の運搬が面倒だということも。

 ダイビングを始められた方によくあることですが、
 器材を購入すると、旅行へ行けなくなる。。。
 と、いう答えが、本当に多いのです。

 なので、器材はレンタルが基本。
 という方が、本当に増えました。


みんな同期なんですが傷み方に違いが

 地元でのダイビングは、
 旅行のようにまとまった休みが取れなくても、
 週末などに日帰りで楽しめる。

 頻繁に行くことで、ダイビングにも慣れ、
 知的好奇心から、様々な知識にも触れられ、
 安全に対する自己啓発につながる。

 そこで、ご自身の器材も必要になる。
 もちろん、シーズンによって使い分けも必要。
 たまの旅行でも、器材を使い分ける。

 これが、一般的なダイビング業界の理想。
 だったのではないでしょうか?


あごに優しいフレックスに変えました

 それが、器材の質問など、丁寧な接客をしても、
 器材は量販や通販で購入し、
 挙句に、使い方だけ聞いてきたり、

 旅行でしか潜らないし、
 器材買ったら、旅行いけないし。。
 でも安かったからネットで買っちゃったw

 なんてことも、多々あります。

 ダイブコンピューターに至っては、
 完全に使い方や考え方を間違って聞いてきて、
 DECOは消えればOKとか、
 できるだけ長く潜れるやつが良いとか、、、

 エンリッチドエアも、酷い。
 エンリッチを使ったら、飛行機すぐ乗れるって聞いたよ??
 もう、乱世です。。。

 こんなこと、時代が変わって、
 それに適応しないショップが悪い。
 ゼロベースで構築しないとダメなショップだ。

 と、いう方もいるかもしれませんが。。

 変われるかいっ!!(笑)


この高圧シートは単品3240円です

 確かに、今の時代は昔と違います。
 昔は、スマホもネットもありません。
 情報も多くないですし、出費も今ほどでもないですね。

 今は、出費は多いし、人不足から時間は無いし、
 やはり不景気で、毎日が必死。
 そんな中で、ようやく取れた連休。。
 
 非日常の世界へダイブトリップ。

 だよなぁ。。。
 そう考えると、確かに、旅行へ行きたくなりますね。。。


 でも、それは、ダイビングショップも一緒。
 
 もう、この少子化と、不景気は、
 乱世です。。。


レンタルくんは頑張っています

 と、鬱憤を書いたようで、
 不快に思われたかもしれませんが、
 少なからず、私の周りでは、、

 事実です。

 で、あれば、乱世を生き抜くため、レンタルのあり方を、
 もう少し、快適かつ楽しくする必要がありますね。
 例えば、レンタカーのように、グレードによって、
 レンタル料金が違うのも有りですね。

 と、いうことで、少しづつ、
 ポセイドンのレンタルシステムを
 変えていこうと思うのです。

 まだ企画段階ですけれど、
 それはそれでお楽しみに。

 で、ふと思ったのですが、
 レンタル無料と言うお店、
 多くないですか??

 他店を悪く言うつもりはありませんが、
 器材をご購入いただくことが前提では無くなり、
 講習料金も過去の半値でしかない昨今、

 どう考えても、レンタルは有料でなければならないはず。

 と、いうのも、
 整備にかなりコストがかかるからです。


右が新品です

 みなさん、レギュレーターは、
 1年に1回または、100ダイブに1回の
 メインテナンスが必要と習いませんでしたか?

 もちろん、レギュレーターはヤワではありません。
 私の口から言うべきではありませんが、
 2〜3年くらい、そのまんまでもいける時も。
 
 ただ、モノですから、1年以内に漏れ出したり、
 長く使っていても大丈夫だったり、
 いつどうなるのかなんて、誰にもわかりません。

 要するに、マイギアだろうが、レンタルだろうが、
 メインテナンス後だろうが、新品だろうが、
 使用前には責任を持って必ずチェックして潜る。
 ということです。

 ただ、これだけは言えます。
 きちんと定期的にメインテナンスを行うことで、
 かなり故障リスクを軽減できるということ。
 
 そして、器材の傷みも減らすことができること。

 例えば、人間に例えて、
 「あいつは丈夫だから、休まなくたって、健康診断やらなくたって、大丈夫。2年くらい働き続けさせようぜ」
 とは、ならないですよね?

 そんなことしたら、大変。
 体壊します。

 ヤワじゃない、タフな器材だからこそ、
 定期的にメインテナンスを施してあげる。
 それで、故障リスクも軽減=安全と信頼!


こちらも右が新品。重要なOリング

中圧ダイアフラムも1年でこんなに

HPシートです。右が新品です

 話がそれました。
 メインテナンスは、分解し、超音波洗浄機で洗浄。
 磨いて、主要パーツを定期的に交換。
 そして、吸い心地を調整。

 レンタルとして皆様にお貸出ししますから、
 メーカー指定のパーツを毎回交換し、
 定期的にホース交換(3年で行っています)
 マウスピースも程度を見て交換。

 ポセイドンのメインレンタルでパーツ代を見てみると、
 ファーストステージの交換パーツキット 3240円
 セカンドステージの交換パーツキット  2160円
 オクトパスの交換パーツキット     2160円
 高圧ゲージの極小オーリング2個     216円
 高圧ホース              8640円
 フレックス中圧ホース2本      17280円
 マウスピース             1728円
 パーツ代の合計           35424円

 もちろん、定価で納品されるわけではありませんし、
 全てが毎回交換ではありませんが、結構な金額。。。
 パーツは仕切りが高いものです。

 これが、20台以上ありますので、
 35424円×20台=708480円相当
 この約70万相当のコストが、毎年かかるのです。

 ポセイドンでは、私がメインテナンスをしていますから、
 工賃はサービス残業で良いのですが、
 外注しているお店さん、どうしているのでしょうね?

 先に書きましたが、昔はマイギアをご購入する前提の、
 つなぎ役としてのレンタル器材。
 なので、ボロボロで古くて、というのが当たり前でした。
 また、台数もそこまで必要ありませんでした。

 今は違います。
 レンタルが無いから講習予約できない。
 レンタルが無いから器材買ってください。
 これを言うと、、
 クレームのように言われてしまう時代です。

 ここが通用しないんです。

 なので、台数もある程度必要になります。
 昔よりも講習人数も、講習料金も少ない時代。
 でも、削れない、必要コストは多くなりました。


 それでいて、無料レンタルって、本当かいな?
 
細かい作業なのです

 とにかく、ポセイドンでは、
 レンタル器材は有料なのです。
 そして、こんな感じで、
 毎年整備しております。

 が、モノですから、
 フローしたり、不具合が出てくるものです。
 
 レンタルをご利用される皆様、
 以下の注意点、ご協力ください。
 1、レンタルでも責任を持ってチェック
 2、レンタルでも、器材の構造などは学習
 3、マイギアのご用意も検討ください
 4、投げ置いたり、落としたり、引きずったりしない
 5、ダストキャップは必ず閉めで洗う
 6、丁寧に扱う
 7、壊してしまったら、弁償してね
 8、でも、ダイビングは楽しもう!

 お願いねっ♪