2016年3月28日月曜日

営業年度 第40期という節目に。

2006年の写真
 
 今の社屋に移転してから、
 そんなに年数が経ったと感じていませんでした。
 実際は、12年も経過していたことにビックリ。

 会社としては、
 その時々に順応するように、
 様々な改革がなされてきたと思います。

 あっという間、でした。


昔の店内。
 
昔の店内。左向いに福来軒

 
 北海道潜水センターとして、会社の創立は1973年。
 その後、潜水作業分野は、沿海調査開発(株)(現エコニクス)として、
 物販、教育、レジャー分野は弊社が担当し、分業化。

 そして、POSEIDONという名を、
 コーポレートアイデンティティとして、
 北海道におけるダイビングの安全普及に努めてきました。


 時代の変化に合わせ、
 余暇という大切な自由時間を有意義にと言う思いから、
 1988年には、社名を(株)自由時間村と変更。

 私は1992年に内定を受け、潜水を開始。
 1993年に入社いたしました。

 そして、エコニクスは環境コンサルタントとして成長し、
 また、様々な要因から、より専門的な潜水調査部門を
 改めて弊社内に設置することとなりました。

 1997年に弊社は社名変更。
 (株)沿海調査エンジニアリング
 として生まれ変わりました。

 
移転直後の桑園の店舗。

 
 2004年、従業員が増えたことにより、
 桑園へ社屋を移転。

 そして、2016年。
 私が入社してからは23年。
 こちらの社屋に移転してからは12年。

 南17条に会社があった時よりも、
 桑園での勤務の方が、長くなったんですね。

 それにしても、懐かしい。。
 入社当時は、余市豊浜での潜水が多かったです。
 もちろん神恵内や美国も行きました。

 余市豊浜は、諸先輩たちが一生懸命に、
 潜水の市民権を少しづつ築いたと聞いております。

 そしてローソク岩に水中神社を諸先輩たちが築きます。
 私も、まだまだ経験が数本の時、
 水中に神社があるんだなと目の当たりにした次第です。

 覚えているのは、毎年9月には、
 海が荒れてくるという理由で一時撤去。

 でも、入社した年かな?翌年かな?
 老朽化で最後の撤去に、現社長の大塚が、
 作業に駆り出されていたことを覚えています。

 今となっては名残があるだけなのでしょうか。
 久しく行っていないのでわかりません。

 大切なのは、そこに先人が築いた
 「歴史」があるということ。

 そして、その恩恵を、
 我々は受けているということです。
 
 本当に、感謝するとともに、
 これからも、安全潜水の普及など、
 気持ちを引き締め、精進しようと思う次第です。


創業者 橋金作 弊社相談役


 さて、話は変わりますが、、、

 正直、過去の事業年度の決め方など、
 どのようになっていたのかわかりませんが、
 入社時の事業年度は第17期でした。

 会社創立からは43年ですが、
 なんと、今年、弊社は事業年度で言いますと、
 「第40期」にあたります。

 節目の年でもあり、
 そろそろ、変革と行かなくても、
 「改革」が必要な時期かもしれません。

 
 私も、長く、ダイビング事業部に在籍いたしましたが、
 4月1日付けで、事業推進本部に移動となります。

 また、今まで集積してきたポセイドンのノウハウに、

 さらに新しいテクノロジーを蓄積し、
 寒冷地における潜水技術の研究を行うプロジェクトも始動。

 

 さて、もうすぐ4月です。
 
 今年も忙しくなりそうです。
 また、あっという間なのでしょうね(笑)

2016年3月15日火曜日

SubArctic Diving 2016 "フクロノリゴリー 積丹2"

ゴリー(ダンゴウオ科ホテイウオ属)

 2016年3月14日(月)
 経過確認のため、積丹へ。
 海藻の繁茂状態と「ゴリー」の経過確認です。
 
 12日(土)、13日(日)も、
 もちろん、積丹におりました。

 久々の3連潜です。

 とは言っても、
 12日、13日は、
 NAUIダイブマスターコースのレッスン。
 
ダイブマスターコース中です。

 潜ってみると、先週と比べ、
 海藻の生育状態は、少し進んでいました。
 また、春の濁りが始まりました。

 しかしながら、講習ですから、
 ゴリゴリにゴリー(ゴッコ幼魚)を探すのは、
 ちょっとできない相談ね♪

 そこで、
 14日に、夏海とヨッチが、
 NAUIスクーバダイバーコースのレッスン。

 3連潜でお疲れでしょうから、
 僕が往復の運転を担当し、
 水中のリサーチを行うことにいたしましたわけなのだん。

春は目前です。

 透明度:7m(もやっています)
 水 温:7度
 海 象:凪(意外とうねりあり)

夏海も頑張っています。

楽しいレッスン☆

ヨッチも頑張っています。

この後Fさんはダイバー認定となりました!
 
 何か目標を掲げなければ、
 すぐに目移りする性格なので、
 今回のリサーチテーマは、

 ・海藻の生育
 ・ワレカラ
 ・ゴリー

 この3つに絞って、GO! DOWN!
 水中はこんな感じでした♪

水中の青と緑に癒されます。

賑やかですね☆

 エゾヒトエグサなどの緑藻類は、
 数年前に比べると、まばらな感じ。
 ですが、所々に繁茂しています。

海藻で包んだ、おにぎり山。

海藻は、流れに逆らいません。

 スサビノリ等の紅藻類も、多く見られました。
 
縁が白くかすれています。

 ワカメやホソメコンブ(幼葉)、ケウルシグサ等の褐藻類も、
 徐々に勢力が広がり、緑紅褐のコラボも。
 なんとも豪華な感じです☆
 
豪華です☆

なんとも春らしい。

次第にコンブが増えていきます。

 こうした海藻の中、少し風変わりな生物も。
 そうです☆けっこう素通りされてしまう、、、
 ワレカラです!

隠れています。

これは大っきかった!

話し込んでいるように見えます。

光の当て方を変えるとこうなりました。

 なかなか大きかったですよ!
 4cmはあったと思います。

 小型のマルエラワレカラは、かなりの数を見ることができました。
 ですが、うねりの中での撮影は、容易ではありません。
 ラッキーパンチ☆的な数枚を掲載いたします。

 さて、いよいよ、フクロノリの群生ポイントへ☆

なんと水深1.2〜2.5m

中に空気が溜まっています。

 今回は、うねりの影響でしょうか?
 ゴリー達(ゴッコの幼魚)は、
 フクロノリの中に隠れてしまっています。

 ほじくり出すのは、かわいそうですし、
 基本的に、それはNG行為になります。

 表に出ているゴリーを探しましょう☆
 
 目を凝らして探していると、、、

ゴリー発見!

 いました!ゴリーです♪
 大きさは、概ね4mm〜5mmほど。

 ちなみに水中ですから
 少し大きく6mmほどに見えます。
 
フクロノリに乗っています。

光の当て方を変えると。。。

表情も違って見えます。人見知りゴリー。

黒ゴリー。企んでそう。

かわいいゴリー。

 私は、、、、、
 もともと遠視。
 堂々と言いますが、既に老眼+2.0

 正直、ゴリーを撮影するには、
 ちょっと難ありです。。。

 使用カメラと仕様
 OLYMPUS OM-D E-M5
 12-50 MACROモード
 デジタルテレコンX2
 Nauticam SMC-1レンズ
 ハウジングはNauticam

 で、かなり拡大して撮影しています。
 それを、RAW(ロゥ)で記録。
 Macで現像という感じです。

 なんと、便利で快適な道具なのでしょう☆

 ヨッチはOLYMPUS TG-3顕微鏡モードで
 撮影をしているみたいです。
 よく写るみたい。

 肉眼やルーペでは、
 なかなか確認が難しい、
 ゴリーの表情や模様。

 是非とも、機器を、ご用意いただき、
 可愛らしい姿を観察していただきたいです☆


 さて、みなさん!
 今回の私の目標
 
 ・海藻の生育
 ・ワレカラ
 ・ゴリー

 でしたが、いかがでしょうか?

 3月20日、3月27日くらいまでが、
 旬な感じかもしれません。

 ゴリーは5月くらいまで見ることはできますが、
 海藻の勢力図はけっこう変化します。
 
 毎回が、毎週が見どころ満載です!

 SubArctic Diving
 北海道ー積丹の春。
 オフシーズンではなく、、

 オンシーズンなんですからね☆

2016年3月8日火曜日

SubArctic Diving 2016 "然別湖コタン☆アイスダイビング5"

雪原に現れるコタン

 SubArctic(亜寒帯)ダイビングについて、
 様々な事を書いておりますが、
 今回は、然別湖コタン☆アイスダイビングに対する
 ポセイドンの考え方をまとめてみます。

 そのまえに、今回がこの"アイスダイビング"について、
 5回目の投稿となりますから、
 今までの投稿も、以下にご紹介いたしますね。

 ・2016 然別湖コタン☆アイスダイビング1
 ・2016 然別湖コタン☆アイスダイビング2
 ・2016 然別湖コタン☆アイスダイビング3
 ・2016 然別湖コタン☆アイスダイビング4


・ポセイドンのミッション

蒼い海

 地球上の海と陸の割合は、7:3
 地球の約70%が海。
 私たちは、その壮大な海を利活用して、生活しています。

 しかしながら、海水を飲んだり、海水で洗濯したりはできず、
 水(淡水)が無ければ、人は生きて行けません。

 その淡水は、地球上の水(海水と淡水)の中でも、
 海水約97.5%:淡水約2.5%と希少です。

 その淡水も、ほとんどが氷河であり、ついで地下水。
 利活用できる淡水は、全体の0.01%と言われています。

 わかりやすく例えると、
 ペットボトルを1万人に配り、
 その中で飲める水を当てるのは1人だけ。
 という事です。

雪の中の淡水ダイビング

 膨大な海水と比べると、真逆に希少な淡水。
 この事実は、日本、特に北海道で生活していると、
 降雪などにより、水は確保できますから、
 あまり意識はしていないものです。

 ですが、地球上には、水に困窮している地域が
 たくさんあるということなのです。

 ダイビングをしていると、
 海に意識が向きがちですが、
 視点を少しだけ変えてみると、
 水のありがたみが、よくわかります。

アイスダイビングを楽しんでいます

 ポセイドンのミッション(社の使命)は、
 創業時に橋金作により、昭和48年に制定されました。 
 
 <水を基本とする、自然と人間の共生する生態社会において、
  海洋開発を事業とし、海(水の環境)を通じ、人々へ
  夢と感動を提供し、社会貢献することを社の使命とする>
 
 海がメインとなっていますが、
 もちろん、水辺の環境(淡水)も含まれます。

マリモ保全活動支援での一枚

 きつい言い方で大変申し訳ないのですが、
 良く、環境保全、水中の環境保護、など書かれる店舗もありますが、
 具体的に、何を指しているのか、理解できません。

 見た目重視で、ただ書くだけでは、会社の活動方針に繋がりません。

 ダイビング活動そのものが環境保全ではありません。
 環境保全につながる活動における、
 一部有効な手段がダイビングだと思っています。

 私たちは、ダイビング等を利用し、海だけではなく、
 淡水についても、楽しみ、感動を覚えながら、
 学び、発見し、気付いていただくことを活動の目的としています。

 
・然別湖コタン

幻の村 然別湖コタン

 なぜポセイドンは、流氷ダイビングを行わないのですか?
 と、聞かれることがあります。

 行わないわけではありません。
 もちろん、流氷の神秘的な姿、科学的なメカニズム、
 その動的な氷には、とても興味があります。

羅臼から国後島と流氷を望む

 季節と地域限定の流氷ダイビングは、
 北海道の冬の風物詩でもありますね。

 時期を同じくし、お世話になっている然別湖も、
 湖水面は結氷し、期間限定の幻の村
 「然別湖コタン」が開村されます。

結氷前の然別湖

結氷後の然別湖

然別湖コタン

ICE BAR

 北方域の冬は厳しく、
 人間が生活するには非常に困難な場所。
 そのような中でも、人々は知恵を絞り生活してきました。

 たとえば、イグルーという圧雪や氷で作られた、
 ドーム状の一時的なシェルターは、イヌイットなどの
 生活の知恵から産まれたものです。

2015年のイグルー(チャペル)

 気温や気候により、形を変える「水」の一つの形態が
 「氷」であり、水を基本とする自然と人間の共生、調和
 これらが象られたものの一つが「イグルー」です。

 厳しい冬の北海道をたくましく、かつ楽しく生き抜く。
 そんな自然と人間の共生、調和する世界観が、
 「然別湖コタン」にはたくさんあります。

気温マイナス14度

 ポセイドンの社の使命と合致しており、
 また、希少な淡水の冬の形態を、
 存分に全身で感じることができるので、この時期は、
 然別湖コタン☆アイスダイビングを開催しているのです。

 しかしながら、考えなければならないことがあります。

 然別湖コタンという、一大イベントが開催されている中、
 湖上に穴を開けるということは、立入制限など、
 管理を徹底しなければならないということです。

 誰かが穴に落ちたら大変です。

 リスクを減らすために、湖上への立ち入りは、
 然別湖ネイチャーセンターの指示のもと行います。
 また、穴は1つだけ、お願いしています。


 複数だと、リスクが高まりますし、管理も難しくなります。
 なので、開催に関しましては、人数制限のほか、
 技術と経験などの評価もさせていただいております。
 
 
・寒冷地

吹雪の中の記念撮影

 最近は、気候の変動でしょうか、暖かい時が多いのですが、
 基本的に、マイナス二桁、時にはマイナス30度の世界。

 日が陰り、冷たい風が吹くと、
 淡水はたちまち凍りつきます。

器材がたちまち凍る

 水温こそは、淡水なので、冷たい部分は表層。
 凝固点は0度ですから、凍っていない部分は、
 プラス0.2〜0.8度くらいです。

冷水でも生きている

 ですが、レギュレーターも、海水と違い、
 さらに凍結しやすい環境です。

 レギュレーターだけではなく、
 BCのインフレーターも凍る可能性はあります。
 ドライのインフレーターもです。

 そのほか、器材の可動部分(スイベル)も凍ります。
 カメラは、濡れた状態で陸上においておくと、
 シャッターも、ボタンもカチコチに。

 樹脂製のハウジングは要注意です。
 水がついて凍った部分が歪み、
 そのまま潜水すると水没する可能性も。

 水は、凍ると体積が増えます。
 それによって、器材等が破損することもあるのです。

車内に放置しておくと大変なことに

 低体温症も気をつけなければなりません。
 ドライのインナーも大切な要素ですが、
 ドライ自体も水没に気をつけなければなりません。

 濡れたままでいると、低体温症に。。。

濡れた髪の毛はすぐ凍ります

 ただし、凍ることが特別なわけではありません。
 寒いことも、本来、特別なことではありません。

 凍ること、寒いこと、これらは全て自然の事。
 どうすれば、共生、調和を行えるかが大切なのです。

 「水のことを、もっと知ってもらいたいのです」

 確かに、それらは大変なことではありますが、
 ダイバーだからこそ、それらを実践できると、
 ポセイドンはそう考えています。

氷も水です
 

・楽しい理由

笑ってます

 それでも、人間ですから、何か目的を持たなければ、
 飽きてしまったり、やめてしまったりします。

 ただただ、アイスダイビングで氷を見るだけでは、
 1回体験してしまえば「もういいかな。」
 と、考えてしまうかもしれません。

 然別湖コタン☆アイスダイビングへ
 何度も参加しても楽しい!
 その理由を考えると、

 ・その年、その時で、氷の表情が違う
 ・特別感と達成感
 ・水中も陸上も時期限定のアイスワールド
 ・温泉に癒される
 ・食事が美味しい
 ・仲間が楽しい
 ・然別湖コタンが楽しい

 と、楽しい想い出づくりに必要な要素が、
 ふんだんに散りばめられていることなのだろうと、
 思っています。

 大切に、してゆきたいですね☆

ICE BAR

氷を挟んで撮影

みんなで飲み会

アイスグラスはきれい

(笑)

ホールでコンサート

アイスチャペル

夜のコタン

オショロコマ

十勝はおいしいw

 
・環境が違えば

私の好きな多良間ブルー

然別湖の氷の下

 水のお話をしましたが、
 環境が違えば、その表情は全く変わります。

 もちろん、水そのものもそうですが、
 構成する環境次第で、
 さらに、違う表情を楽しめますね。

 その、水の中に生きている様々なもの。
 それらが、自然の中でどのような意味を持つのか?
 そのほかの生態系への影響はなんなのか?

久米島でのモンツキカエルウオ

積丹でのホテイウオ幼魚

羅臼でのクリオネ

然別湖でのヌマエビ

 などなど、ダイビングを行っていると、
 全国津々浦々、楽しいことだらけです。
 そして、視点を変えたりすることで、
 私たちの生活へどう関係しているのか?に気づきます。

 興味というものは、
 十人十色で面白い。
 
 僕は、氷の表情や海藻が好きです。
 然別湖の友人は、「石」に興味を持っていました。
 どれをとっても、否定するものではなく、
 敬意を払うべきものです。

 お話を聞くと、目からウロコ。
 面白い話が共有できます。

3月の積丹 緑藻類

 考え方が様々あるからこそ、
 南国を楽しむことができれば、
 北国を楽しむことだってできます。
 
 ダイビングという手段を通じ、
 様々な視点で、自然環境を見て、感じる。
 気づき、また学ぶ。結果、生活につながる。

 ほんとうに、ダイビングとは素晴らしいですよね☆
 

・亜寒帯の冬を楽しむために

アイスダイビング

 全国、津々浦々、
 様々な環境を、ダイビングを通じ、
 楽しむことができます。

 大切なのは、楽しむ前提。
 それは目的意識と達成への準備です。

 然別湖コタン☆アイスダイビングでは、
 希少な淡水環境における、
 冬の「水の表情」を見ることによって、
 今一度、水の存在価値を理解することです。

アイスダイビングの水中風景

 また、冬があって、必要な水を確保できる
 ということも、忘れてはなりません。
 その必要不可欠な「冬」と「水」との
 共生と調和を見に、然別湖へ行くのです。

一晩で水面がこの厚さに凍った

 そのために、事前に準備を行います。

 ・定期的にダイビングを行いましょう
 ・浮力の調整、トリム姿勢の制御
 ・フィンワークのトレーニング
 ・器材の準備、整備
 ・科学的な、水と気体の知識
 ・健康的な体と体力づくり

 すべて、生活上、無駄なことではありませんよね?
 結果的に、充実した生活になると、
 私たちは考えています。

 みなさん、春夏秋冬、津々浦々、
 ダイビングを楽しみながら、
 自然と人間の共生、調和を目指してみませんか?