NAUI INSTRUCTOR TRAINING COURSE


 ただいま、私は、新たにインストラクターを育成するべく、
 NAUIインストラクタートレーニングコースを実施しています。

 「最愛の人を任せられるか?」

 というテーマに基づき、
 NAUIインストラクターを育成いたします。


 昔に比べ、基準は変化してきましたが、
 それはやり方を、時代に合わせたものであり、
 NAUIの基本的な育成理念は変わっていません。


 学べば学ぶほど、学び足りず、
 知れば知るほど、知らないことが多いと気づく。

 参加頂く、スクーバダイバー受講生の皆様は、
 毎回、それぞれまったく違う個人であり、
 講習の実施方法は、基本に対し、常に応用。


 私は、業界内では、まだまだの立場ですが、
 一応、指導歴でいうと、21年に当たります。
 それでも、まだ、足りないと感じています。

 榎本武揚の言葉にも、
 「学びてのち、足らざるを知る」
 と、あります。

 インストラクションとは、
 全くその通りだと、思う次第です。

 インストラクターは、講習基準はあれど、
 毎回違う講習生と接するごとに、
 その方に合わせた実施方法を考えなければならない。

 インストラクションの理想像は目指すものの、
 永遠に終わりはないと思っています。
 

 NAUIインストラクタートレーニングコースは、
 各コース、プログラムの開催方法の講義のほか、

 クラスルームセッション5回
 コンファインドウォーターセッション5回
 オープンウォーターセッション5回
 の組み立てと、プレゼンを評価され、

 レスキュー技能、その他潜水技能の検定、

 技術とレスキュー
 器材
 物理
 生理学
 減圧理論
 環境
 指導法 の7科目の筆記試験

 これらを8日間かけてトレーニングし、
 そして、2日間の検定(IQC)を経て、
 合格することで、NAUIインストラクターになれます。

 しかしながら、
 「最愛の人を任せられるか?」
 が、大前提なので、ここがダメなら不合格。

 コースディレクターとして、
 このテーマをクリアできるように育成します。


 とてもインパクトのある言葉です。
 ただ技術があるだけではダメです。
 
 インストラクター合格がゴールのように考えている人はダメ。
 慢心から、天狗になってしまう人もダメ。
 考えることができない人もダメ。

 学び考えよう。
 実行しよう。
 評価しよう。
 対策を練ろう。


 インストラクターの行動原理は
 PDCA
 です。

 P:プラン(計画)
 D:ドゥ(実施)
 C:チェック(評価)
 A:アクト(評価、改善)

 ですが、
 Pはプラクティスでもあります。

 インストラクタートレーニングコースとは、
 PDCA無限ループへの
 入り口、入試みたいなものなのでしょうね。

 それを理解し、
 考えることができるインストラクターこそ、
 「最愛の人を任せられる」と思っています。



 IQCは、6月27日〜28日です。
 
 

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