2015年10月27日火曜日

然別湖ウチダザリガニ防除潜水ツアー 2015秋


 10月24日〜25日
 神奈川、東京出張から戻った週末、
 然別湖でのウチダザリガニ防除ツアーへ。

 毎年、秋に開催しておりますが、
 今年は特に日程調整が難しく、
 ようやく実施することができました。

美曼パノラマパークから十勝平野を望む。

しかめんにて。新そばです。

 このツアーに関しましては、
 過去にも投稿しておりますので、
 細かいことはこちらもごらんください。
 →過去のウチダザリガニ防除ブログ

 さて、突然ですが、
 環境保全をテーマにしたダイビングツアーは、
 なかなか持続することが難しいと思っています。

 水中環境についての活動ですから、
 潜って実際に確認することが不可欠です。
 
 ましてや、人間は、
 聞いたり、映像を見ることで確認こそ出来ますが、
 自分の目で見るまでは、なかなか実感がわかないものです。

 増え続ける、外来生物のウチダザリガニ。
 カゴを入れ、集中的に防除活動を行っており、
 たくさん捕獲することができますが、、、

 潜水で確認すると、まだまだ沢山ザリガニが。

 手の打ちようが無いくらい難しい問題ですが、
 誰かが直接目視しながら防除を継続することが大切。
 それができるのは、やはり、ダイバーです。

 ですが、なかなか現実は難しいものなのです。
 
今回参加いただきましたみなさま。

 潜水業者を入れて防除作業などを行わせるためには、
 そのための予算が必要になります。
 増え続ける現状と、そのための予算繰りは難しい問題です。

 私どもPOSEIDONは、ツアーとしての防除活動を、
 鹿追町や然別湖ネイチャーセンターによる防除の応援として、
 小さいながら、継続してまいりました。

 潜水業者と違い(とは言っても、弊社も潜水業者ですけれど。。)
 ダイビングツアーとして実施することで、この問題を、
 公開可能な範囲ですが、多くのかたがたへ発信することが出来ます。

 また、参加者にメリットがあれば、
 継続的にツアーを実施することができます。

 ボランティアを募るよりも、
 私どもがツアーを開催することで、
 安全管理上のリスクを弊社が引き受けることができます。

 それでも、難しさが消えたわけではありません。


倒木の陰に隠れています。

落ち葉は絶好の隠れ家です。

石の隙間に隠れています。

 問題の一つは、”飽きられてしまうこと”です。
 時間とお金を、より楽しいことに使うことを考えると、
 新しい何か?へ、自然と流れてしまうものです。

 ボランティアとして、すべてを無料にすると、
 運営費の出どころについて問題が発生します。
 そして、いつの日にか、飽きられてしまいます。

 防除活動部分はボランティアとしてですが、
 そういう活動機会や全体的な楽しさがあれば、
 有料でも参加いただけるものと思っています。

 ただ、有料ですから、常に新しい「楽しみ」を作り
 そして、変わらない「楽しさ」を、
 多くのかたへ発信することが大切です。

 いかに、新鮮さを保つか?なのです。 


まだまだ、たくさん隠れています。

 もう一つは”モチベーション”です。
 いつもと違ったダイビングを楽しむことが出来ますが、
 根底には
 「自然にいいことしている、誰かの役に立っている」
 「自分の行動が、喜んでもらえている」
 と、言う気持ちがあるものです。

 この気持ちを持続していただくことが、
 保全活動の持続につながる決定的な要因だと思っています。

 この気持ちを削がれてしまうようなことは、
 絶対にあってはならないのです。

 一般論として、どうしてもこういう活動は、
 凝り固まったセオリーや、関係者だけの範囲で、
 机の上で議論されてしまうことが多いですね。

 一方通行的な企画だけで、人が動くのではなく、
 やはり、お互いの感謝、「気持ち」のつながりで、
 人は動くものなのではないでしょうか?
 
中性浮力スキルとライトは必須。

 もう一つは、”スキル”です。
 上の写真は然別湖でのものですが、
 保全活動は、こういう環境での活動もあります。

 無理は出来ないことと、活動効率を考えると、
 今回も決して深い潜水ではなく、
 最大でも9mまでの範囲です。

 湖水面で約810mですから高所域にあたります。
 水温はこの時で8度。
 したがって、深度と時間は慎重になります。

 また、水底は、巻き上がりやすい腐泥。
 湖ですから、浮力も海とは違います。
 この状況で、水深が浅いことも加味しての浮力調整。

 失敗すると本人だけではなく、
 周りのグループにも影響が出ます。

 透明度も5m未満。
 夢中になりすぎると、逸れるなど大変危険です。

 なので、「誰でもウェルカムではない」
 一見さんお断りに、ならざるを得ないのです。


初日は2ダイブ。

 以上の、
 「飽きられるかもしれない」
 「モチベーションが削がれるかもしれない」
 「高いスキルが必要かもしれない」

 これらがクリアできて、保全活動は継続できる。
 と、思うのです。

 今回の然別湖ウチダザリガニ防除のための高所潜水ツアー
 上の3つの要素が、現段階ではクリア出来ていると、
 私は実感しています。

 ただし、これからも、バランスが取れるように、
 PDCAを回してまいりたいと思います。


210匹捕獲しました。

記録後塩ゆでに。

くちびる山

気圧計は898hPaを計測。高所です。

楽しい夕飯です☆

 然別湖での活動は、
 水中では、いつもと違った潜水ができます。
 なおかつ、自分のスキルを見つめ直すキッカケにもなります。

 そして、捕獲したウチダザリガニ。
 茹でて命をいただきます。
 
 ホテルへ戻ると、温泉です。
 風水さんには、仲良くしてもらっている山田さんがいます。
 それと、お客様からとても評判がいいのです。

 ザリガニ防除で潜っていることを理解しており、
 「お疲れさまでした、いつもありがとうございます」
 と、言ってくださいます。

 これは、先に書きました「気持ち」の部分。
 正直、潜っていると何かしら怒られるんじゃないか?
 と、肩身の狭い気持ちの方が多いダイビング活動。

 おかげさまで、胸を張って潜ることができます。

 お食事も美味しいですし、最高の気持ちになれます。


生花体験に参加しましたw

悪ふざけしすぎました。が、綺麗でしょ?

生花のライブも開催されていました。

きれいですね☆

翌日は荒れました。

少し天候回復??

やっぱり吹雪ました。。

雪と強風の中でのダイビング。

準備中も、とても寒い。。

水中は決して簡単ではありません。

ザリガニを発見!

爪に白い部分があるのが特徴です。

でも、かっこいいですよね。

上がって計測します。

完全に冬です。

環境省の担当官が出張前に計測下さいました。

 それと、然別湖ネイチャーセンターによるアクティビティ。
 これがまた、ツアーを楽しくしてくれます。

 今回は、残念ながら荒天のため、早朝カヌーは中止。
 ダイビング後に「エアトリップ」を楽しみました。


雪の中のエアトリップ!

寒いけど、楽しい!

風が強かったです。。

景色はとてもいいです☆

勉強になったかな?ヨッチくん。

 エアトリップは単なるワイヤーアクティビティではありません。
 ネイチャーセンターの「まっつ」によるインタープリテーション。

 まっつこと松本さんは、すごい。
 「ウグイスのホーホケキョを日本語に訳すと
 「縄張りに入ってくるな!」なんです。」

 こういう表現、例え方、簡単そうに見えますが、
 実はかなりハイレベル。なかなかできないですよ。
 そして、生き物の目線でワイヤーにつられてエアトリップ!

 ポセイドンのファンダイビングが、目指したいところなのですが、
 ファンダイブ担当の、ヨッチの心に響いたかなぁ??

 爽快なだけではなく、
 様々なことを知り、また気づき、
 心が豊かになれる、そんなアクティビティです。

 然別湖ツアーは、
 潜水だけではなく、
 周辺の自然環境や宿泊場所、アクティビティが、

 ココロとカラダに作用する

 そういうツアーだから、
 いままで継続できたのだなぁ。
 と、思うのでした。

 これからも、可能な限り、
 続けさせていただければ、ありがたいです。


鹿追牛のハンバーグ☆

2015年10月21日水曜日

神奈川ー東京出張の巻


 10月18日〜10月21日
 神奈川、東京への出張でした。
 
 目的は、スクーバ用の継ぎ目なし容器(タンク)を製造している、株式会社 旭製作所へ工場見学を行い、今後の弊社業務の糧にしようというものでした。

 もともとは、弊社三代目代表取締役社長の大塚が、出張する予定だったのですが、急遽用事が入ってしまい、私に白羽の矢がたったのでした。


 私としましても、器材メインテナンス、高圧ガス製造管理、高圧コンプレッサーメインテナンスの業務を本格的に自社にて行うように指示されており、そのためには、しばらく修行も兼ねがね、いろいろな現場を見て、肌で感じ、また様々な人と出会うことが必須であるため、喜んでこの出張指示を受けたのでした。

 旭製作所といえば、高圧容器やガスコンロのトップシェアを誇る大きな企業であり、また、日本アクアラングの関連会社でもあります。

 と、いう理由もあり、今回は、日本アクアラングさんのご協力のもと、無事に目的を達成することができました。

 お忙しい中、本当にありがとうございました。


 到着当日、神奈川県厚木市と言えば「シロコロ」ということで、
 ホルモンをいただきました。
 ホルモン好きとしては、たまりません☆

 19日、朝7:45
 ホテルの前でピックアップいただき、
 アクアラング社員のみなさんと一路、埼玉県へ!人生初”埼玉”です☆

 見るもの全てが、北海道とは違う感じで、
 「これが日本、なんだな!」
 と、しみじみ思うのでした。。。 




 旭製作所は、想像以上にすごい工場でした!
 見学は、リンク先にある製造工程を一通り見ることができました。
 http://asahi-ss.jp/products/seamless
 
 さらに、耐圧試験場も見学し、
 すごいノウハウ、
 それに伴う工場設備。

 ぐうの音も出ない、、、
 そういう感じでしたが、かなり勉強になりました。
 自分の目で見ることは大切ですね☆


 見学が終わり、神奈川県厚木市へ戻り、日本アクアラング本社へ。
 初アクアラングです。
 
 ここでも、直接見ることで、
 いろいろ感じることができました。

 注文が入った製品を、膨大な在庫の中から持ってきて、大人数で一生懸命に梱包作業を行っています。それはそれは、大変な作業で、お邪魔していることが、なんだか恐縮してしまいました。。。

 配送業者は決まった時間に到着します。
 お客様のもとへお届けするために、時間内に必死に行っています。

 基本的に、私ども販売店は、午前中に注文を入れたものが、当日発送され、北海道であれば中1日で納品されます。

 夕方に追加やキャンセルなどを行うことは、かなり難しい状態なんだなぁ。。。と、今までご無理を言ってきたことを、反省です。。。

 そこには、様々な人が働き、係わっているわけで、販売店だからと言って決して100%偉いというものではないですから、高圧的だったり、上から物事を言ったり、そういうことは避けたいものです。メーカーと販売店は「パートナー」ですもんね。

 あと、今は高圧ガス業務、陸上呼吸器とスーツをメインテナンスしている貝瀬さんに、久々にお会いできて、とても嬉しかったです。

 以前北海道担当だったのですが、同い年でもあり、担当業務も似ていて、かつ高圧ガスの師匠の二番弟子。また遊びにきて、今度はご飯でもご一緒したいです。



 また、現担当の広瀧さんが、
 「工藤さん、話があったエイペックスのサイドマウントのBC、1着キャンセルが出たので、買いませんか?多分今逃すと来年になりそうですよ?w」

 買いました。自費で払います。
 なので社長、許してください。。笑

 様々な出会い、そして、直接見ることでの学び。
 日本アクアラングの皆様、本当にありがとうございました!

 夕方、アクアラングへ、高圧ガスの師匠が迎えに来てくださいました。
 それから「叙々苑」へ☆


 なんだか、高級です(汗)
 ここで、師匠の「工藤くん、宇宙とはね、すごいんです。。。。」
 と、止まらない、いや、ありがたいお話を聞きながらお肉。

 で、今まで、いろいろ教えてもらいながら高圧ガスの事を学びましたが、今回正式に弟子入りし、三番弟子になりました。

 来年からいろいろお邪魔し、直接携わらせていただく事になります。
 我が社の為にも、必死で技術を身につけるように、努力しよう。


 翌日、朝9時にホテルで待ち合わせ、メインテナンスでお世話になっている豊伸サービスさんへ移動。

 ここでもまた、懐かしい出会いがありました。
 豊伸サービスの福田さんは、僕がインストラクターを取得したあたりに、U.S.ダイバーズ(米国のアクアラング)の担当で、僕は23歳、福田さんは28歳。
 
 20年ぶりの再会でした。

 福田さんの器材に対する情熱と、U.S.ダイバーズの器材にあこがれ、レギュはSEAマイクラやSEA4という機種、BCはアルシオンと言うバックフロートに揃えたものです。

 ノウハウがすごいお方ですから、私も見習いつつ、社の為にも自分で切り拓いていこうと、心に誓うのでした。


 それから、師匠の工場がある「清川村」へ。
 なかなかすごいところです(汗)
 イノシシや鹿が普通にいるそうです。

 さて、師匠と同じくらいになるには、今からでは10年でも足りない。
 まずは、会社業務で必要な部分を集中的かつ極力短期間(と言っても2年以上かかるかな?)で身につけなければなりません。

 まずは、やってみよう。

 ひととおり見学した後、師匠が
 「池袋まで送るよ」
 と、言ってくださったので、お言葉に甘えました。

 「池袋の前に、宮ヶ瀬ダムを見に行きましょう。すごいから。」

 と、いう事で、ダムへ移動。




 実は、高所恐怖症(汗)
 めちゃ高い!
 言葉は悪いのですが、”金◯がちぢみあがる”って、本当ですよ。

 師匠とわかれ、次は西池袋にあるNAUIへ伺います。


 ここで、いろいろな今後の企画を聞かせていただきました。
 そして、潜水士の攻略本を一緒に書かせていただいた、
 須賀次郎先生と待ち合わせ。

 なんと、潜水士の攻略本を編集している会社「エディポック」も同じビル。
 須賀先生とは一緒にエディポックへ伺う予定でしたが、
 担当の山口さんが急用でお会いできず、残念。

 ナウイでいろいろとお話タイムでした。


 ナウイを出て、芸術劇場内で須賀先生とお食事。
 12月13日に開かれる、JAUS(日本水中科学協会)のシンポジウムの件をお話しながら、イタリアンを食べました。

 が、食べ終わってから、こんな出来事が!
 工藤「美味しかったですね」
 先生「実は、僕、イタリアン苦手なんだよね笑」

 そうだったのかぁ〜(笑)

 なんだか、面白くなっちゃって、笑がこみ上げてきます(笑)

 イタリアンはそんなに好きぢゃ無い
 けど、食べるときは食べる。
 これが江戸っ子に、ちげぇねぇw

 そうなのかどうなのかは謎ですが、
 とにかく、楽しいひと時でした☆

 で、電車に乗って、天王洲アイルへ。
 いつもの東横インです。

 池袋から天王洲アイル。
 JRの切符売り場の料金表に天王洲アイルは無い(汗)
 で、埼京線 の木場行きに乗る。
 途中りんかい高速鉄道がどうのこうの。。。

 結果、天王洲アイルに到着。

 全てが謎の東京の電車。。なぜたどり着けたのか。。謎
 でも、勉強にはなりました。

 最後に、この出張で勉強になったもう二つ。

  田園調布は調布ではない。
 豊島区→とよしまく
 ではなく「としまく」と読む
 ということを、初めて知りました(笑)