2015年2月18日水曜日

然別湖コタン アイスダイビング 2015【後編】


前編は、少々重たいお話でしたが、今回の後編では、ICE DIVINGを行う理由その2の「楽しいところ」を、書いていきたいと思います。


理由その2:北海道の冬にも、ダイビングの楽しみ方がある。



 レジャーとしてのダイビングを、季節的な側面から見ると、

  暑いなぁ。=水に浸かりたい=ダイビングに行こう!
  寒いねぇ。=水に触りたくない=ダイビング??なぜ?

 ですよね?

 でも、視点を変えてみてみてください。

 暑い場所で、水に浸かるだけなら、プールだけでも良いですよね?

 ですが、実際にはそれで満足することは少ないのではないでしょうか?



 どうして海へ潜るのですか?

 四季を通じ
 様々な地域で
 トレーニングを行ったダイバーが
 旬の水中環境を、覗き、学び、また感動しながら
 豊かで充実した生活をおくるために
 継続的なトレーニングを続けたり、
 環境に適した器材を用意したりする。

 確かに、寒い中でダイビングを行うことは、時にキツイ事もありますが、それ以上の価値があるのです。



 雪や氷の中で、水中へ出かける。
 一般論でいうと、クレイジーかもしれませんが、
 雪の中に飛び込んだり、氷のホテルに泊まったり、
 
 そういう事と、なんら変わりは無いですよ。
 


北海道の2月、3月、4月も、全国と等しく楽しさ満点




 北海道は、雪、氷、寒い、かに、じゃがいも、と言うイメージ。
 あってます。
 十分楽しいじゃないですか?

 でもね?
 水中から浮上すると、雪の世界。 見たことあります?



 水中で氷の上に立ったこと、あります?



 水中でアザラシやトドを見たことあります?



 水中でコンブに巻かれたことあります?



 水中で毛ガニを見たことあります?




 楽しかった水中から上がって、あったかい飲み物。
 とても素朴な感動ですが、人間として、あたたかい人になれた気がしたこと、

 ありませんか?

 北海道の冬、そして春。
 こんなに楽しい事が、水中で待っているわけです。



 北海道だから潜らないと言う戯言は、もう過去の話。
 と、言うか、ダイバーとしてはナンセンスです。

 冬は寒いから。。
 なんて言っているかたの多くはスキーやスノボへ出かけている。

 それだって十分寒いじゃん?

 素直に、冬はスキー、スノボが楽しいから忙しいんだヨ!
 って、言えばいいのにね。

 おっと、スキーやスノボを否定しているわけではありません。
 スキーやスノボはウィンタースポーツなので仕方がありませんが、

 ダイビングはサマースポーツではありません! 
 オールシーズンスポーツなのです!





アイスダイビングの楽しさ


 冬に結氷する湖。
 氷の下は、春まで閉ざされた世界。

 どうなっているのだろう??



 そこで、氷に穴を開け、水中へ探検に出かける。
 まず目に入ってくるものは、白と透明の二層になった氷だった。



 綺麗だ!



 出入り口であるΔホール周辺は光が差し込みとても明るい。



 しかし、少し離れると、光が届かない世界である。
 ライトで照らすと、夏や秋とは違った姿を見ることができる。



 それでも、リスクを伴う活動なので、遠くまでは行けない。
 ホールまで戻ると、水中から元の世界を覗くことができる。



 滑ってなかなかうまくいかないけれど、逆さまに氷に立ってみる。
 とても不思議な感覚だ。次第に慣れ、天地が逆になる。



 バケツを用意する。

 基本的な概念が逆さまになる。

 吐いた息が下へ落ちてゆく。それがバケツに溜まる。
 そして、バケツから空気が溢れる。



 アイスダイビングは、不思議な感覚のなかで、幻想的な世界を楽しむことができる特別なもの。

 こういう機会を提供くださった、然別湖ネイチャーセンターの皆様には、感謝の気持ちでいっぱいである。





アイスダイビングの方法


 1、氷に穴を開けて、水深、状態の確認
 2、Δホールを開ける
 3、チーム編成と役割、ラインの使用方法を確認



 この時期、然別湖では「然別湖コタン」という、幻想的なイベントを開催中であり、また、氷上の厚みの問題や限定的な遊漁場所もあり、勝手に穴をあけ、勝手に潜ると言うことは危険であり、避けなければなりません。
 

 今までのご縁で、然別湖ネイチャーセンターさんに、お忙しい中無理を言って、ホールの確認と管理の契約をお願いしております。なので、1番と2番はとても快適です。

 本当にありがとうございます!  



 気温はこの日高く、マイナス8度くらい。
 ただし、風が非常に強かったです。

 水温は0.8度ほど。冷たいですが、オホーツクの海ほどではありません。

 ですが淡水につき、浮上後はみるみるうちに器材、タンクのバルブ、ドライスーツ、カメラのシャッターなどが凍りつき、お湯をかけないと解除できません。



 でも、そういう状況だからこそ、笑いがあふれるものなのです。



 ラインは、様々な使用方法がありますが、ポセイドンでは、二重Yラインを採用しております。全体的に、腕用のラインが少し長かったですね。反省。

 今回は4名のチームを2組、他にスタンバイダイバーとして、私とヨッチ。合計10名です。

 ちなみに、レスキュー用のロープは浮くタイプを使用します。



 リスクがある活動なので、あらかじめ、テキストを配布し、無理のないように活動を行っていただいております。

 いよいよ、今年、アイスダイビングスペシャルティの認定証を作ることとなりました。ご期待ください。




然別湖コタンとは




 然別湖では、ただいま然別湖コタンを開催しています!

 完全結氷する然別湖。
 その氷上に、時期限定で幻想的な村が出来上がります。



 氷上温泉や氷のチャペル、イグルーに氷の迷路まで。









 また、氷でできたコンサートホール、併設しているICE BAR。
 これも、北海道ならでは、然別湖ならではの「冬の楽しみ方」です。









 そして、ホテルは、福原さん、風水さんがあり、どちらも温泉があります。

 今回も風水さんにお世話になりました。






 部屋からは結氷した湖を一望できます。

 アイスダイビングで楽しみ、温泉でまったりし、美味しいお食事を食べ、ICE BARで飲み語らう。



 こんなに楽しいダイビングイベントが、
 北海道の冬に存在しているのです。



おわりに




 前編、後編と、書いてきました通り、両手を挙げて「誰でも参加できますよ〜☆たくさん来てくださ〜い!」とは言えません。

 ですが、ご賛同いただき、継続的なトレーニングを行い、寒冷地向け器材を揃えていただいた方は、是非この特別なイベントに参加いただきたいです。

 その先には、こんなに楽しい世界が待っているのです。



●写真は、私が撮影した他に、ご参加いただきました酒井さんにもご提供いただきました。ありがとうございます。

●ご案内
然別湖コタン2015ウェブサイト
然別湖ネイチャーセンター
然別湖畔温泉ホテル 風水
しかりべつ湖ホテル 福原
鹿追町観光協会