2015 スノーケリング実習「海洋生物学」


 7月9日 積丹町美国町茶津海岸 天候は快晴 波は無し
 水温も19度と、ウエットスーツでも快適な1日となりました。

 水中も夏模様。
 夏にかけて繁茂する「エゾノネジモク」が、
 ゆらゆらと、水面で揺れていました。

 この日は、私と夏海、そして海洋技術部の氏家くんの母校である、
 札幌科学技術専門学校 海洋生物学科(旧水産増殖学科)1年の、
 スノーケリング&潮間帯観察実習です。



 時間講師として、たしか8年か9年くらいになったような(笑)

 海洋生物学科では、基本的に水産系の教科が多く、
 水産海洋学を学ぶと言っても過言ではありません。
 
 水産系の学科がある北海道の専門学校は、
 札幌科学技術専門学校くらいです。

 私は、増殖工学という枠内で、
 潜水士の内容を1年間、講義させていただいております。

 他にはフィールド実習として、今回のスノーケリング実習や、
 2年生は簡便ではありますが乗船調査実習、
 希望者のみスクーバダイビング合宿を実施しております。
 
 スクーバはなぜ希望者のみなのか?
 それは、禁忌事項を考えると、全員平等に実施できるものではない為、
 あくまでも、希望者の学外実習という位置付けにしております。

 さて、今年の1年生は、24名。
 少数対応の専門学校とはいえ、結構なヴォリュームですね。


 今回の実習目的は、
 スノーケリングで潮間帯の生物を直接観察する

 目標は、
 ・安全にスノーケリングができること
 ・スレートに潮間帯の情報を記入したり、スケッチすること

 前回のブログエントリーでも書きましたが、
 スノーケリングの利便性の裏には、リスクもあるので、
 初めは、スノーケリング技術のトレーニングを行い、
 慣れてきたら、潮間帯の観察をバディで行うという流れです。


 ブリーフィングを済ませ、お昼ご飯です。
 この実習は学校からお弁当が出ます。
 
 学生は一人1000円まで選べるそうで、
 学生らしく、そのヴォリュームの話題で持ちきりです。

 食べ物の話題で盛り上がる姿。
 純粋というか、正直、可愛くてしかたがありません(笑)

 もちろん、講師の私達にもお弁当があたります。
 ヴォリュームがありすぎて。。
 ザンギでご飯が圧縮されていて、押し寿司状態(笑)

 残してしまいましたが、ごちそうさまでした!


 さて、実習のお話です。
 スノーケリングで、潮間帯を観察するのですが、
 1年生は、難しいお勉強はこれから。

 私の役目は、海洋生物学科の学生に対し、
 「海にふれあってもらうこと」
 「海の世界に興味を持ってもらうこと」
 なのです。難しいお話は、他の先生方にバトンタッチです。

 なので、サンプル採取や、ドット画などはこれからですから、
 まずは、興味を持って、思い思いに観察し、
 自由にスケッチすることに意義があります。


 新人の佐藤夏海も、
 先日無事にNAUIインストラクターの仲間入りを果たし、
 昨年まで学生だった学校に対し、指導員として講習を行いました。

 学科主任の先生も、とても嬉しそうでした(涙)

 と、いうことで、
 まずは、スノーケリングのトレーニングからです。
 天候も味方をしてくれたのか、とても水中は快適!
 

 歩き方、立ち上がり方、スノーケルクリア、マスククリア、
 足の痙攣の対処、フラッターキックを行い、泳ぐ練習を
 12名ずつの2班を、私と夏海で分担。

 インストラクターとはいえ、夏海としては、初めてのこの実習。
 私が説明して練習している横でその内容を、
 一生懸命つられながら実施していることが感じられました。

 なんだか、かわいいですね。

 そして、学生は、とても楽しそう!
 私も、とっても嬉しいです☆

 こんなこと言ってしまうと、なんだかなぁ
 って、感じですが、夏海も学生たちも、
 私とは、ちょうど親子くらいの年齢差。

 人間、丸くなるのは、体だけでは無いのね(笑)



 慣れてきたところで、
 いよいよ、湾から出て、いろいろ観察です!
 積丹の海は「夏景色」

 海草のスガモも、ゆらゆらしています。
 褐藻類のエゾノネジモクが欝蒼と生い茂っています。

 学生たちは、つい先日「ガラモ場」について習ったそうです。
 実際の姿を、直接観察できて、良かったですね!



 スレートに、思い思いにスケッチや情報を記入した後、
 やっぱり「素潜り」で、楽しく遊んでいました。

 私は特に何も話していませんが、
 きちんとバディ、または友達同士で、
 「耳抜きしないとだめだぞ」とか、
 「鼻をつまんで、ふんってするの。」
 「水中で?」
 「そう、水中で。」
 なんて、やりとりをしているわけです。

 とても楽しかったのか、
 「めっちゃ気持ちかったので、スクーバ申し込み、今日帰りに行きます!」
 と、いう子も!

 本当に、海って、いいですよね!!


 と、いうことで、
 スノーケリング&潮間帯観察実習は、
 安全に実施でき、無事終了!


 翌日の7月10日
 納豆の日ですね。

 この日の授業は、そのスレートに書いた情報をもとに、
 紙に清書し、そのあと図鑑と照らし合わせました。




 みなさん、とても良くできています!
 特徴を捉えていますね☆☆☆

 興味を持って、自主的に、いろいろなことを学ぶ。
 これが一番大切なんですね。

 これから、生物の細かい特徴や違い→種の同定へつながります。
 スケッチ→ドット画
 スケッチ→カメラ撮影→資料作成(伝えたいことを撮影)
 海が楽しい→新たな分野、就職先の検討

 などなど、これからの学生生活と社会生活の扉を、
 少しでもひらいてあげられたかな?
 
 潜水士のお勉強も、少しは興味出てきたかな?(笑)


 スノーケリングは、
 社会体育など、体育としての分野
 海洋生物学など、科学としての分野
 環境教育としての分野などなど、非常に幅広いです。

 私どもも、さらに、様々な分野の入り口をご案内できるように、
 引き続き努めてまいりたいと、改めて思いました。

コメント