2014年10月28日火曜日

声のあるレッスン〜CASIOロゴシーズその4 講習補助器材〜


 水中トランシーバー「CASIOロゴシーズ」
 ダイビング中に会話ができる。
 それは画期的なことです。

 ただし、基本的に言葉を発さなくとも活動ができるのも「ダイビング」であり、ロゴシーズのように、水中会話が必要なのか?との疑問を投げかけられることもあります。


アドバンスコースでのテーマ”水中コミュニケーション”

 ここで初めに、誤解を解いておきたいと思います。

 シンプルに言うと、必要な時に話すことができる器材です。
 必要な時はどんな時なのか?
 それは、話したくなった時です。


MSDコースでの低視界ナビゲーションにて

 セイフティセカンド(オクトパス)も、初期の頃は「バディブリージングができなくてはいけないし、そもそも装備が邪魔だ。」との理由で、普及までに数年かかったと上司に聞いたことがあります。

 ですが、私がダイビングを始めた頃はすでに一般的かつ基本的な器材でした。

 緊急性や必要性に関して、若干の違いはあるにせよ、オクトパスも、ダイコンも、ご理解をいただくのに時間がかかることは事実です。

 エア切れ対応、減圧管理、これらに「コミュニケーション向上」と、やはりロゴシーズも安全管理的器材であるわけですから、今後も広げていきたいと思っています。


然別湖でのLogosease使用

 そのロゴシーズの機能を、簡単に書くと、
 ・会話ができる
 ・アドバンスモデルは、通話記録が残る
 ・緊急シグナルを発せられる
 ・陸上機とも組み合わせられる
 ・取り付けは簡単で、使い方も簡単

 もちろん万能ではなく、苦手な部分の認識とトレーニングが必要です。
 ・マ行、パ行、バ行の発音ができません
 ・骨伝導なので、厚めのフードの上に装着すると精度が落ちます
 ・通話装置では激安でも、一般的にはまだ高価
 使用感と必要性の普及活動は、まだまだ必要と感じています。


試験段階の冷水用Logoseaseフード

 そんなロゴシーズを、ポセイドンでは現在、アドバンスモデル2台、ベーシックモデル4台の合計6台保有しています。

 残すところ、陸上機だけですね。

 冬はデスクワークも含めて、少しだけ時間が取れる(はず?)なので、案内パンフを作成しようと思っています。


ディープダイビングSPLにて

 さて、

 最近の使用としては、講習の安全性を向上させるために、

 ・アドバンスコース(コミュニケーションと言うテーマにて)
 ・マスタースクーバコース(低視界下でのナビゲーション安全 管理用)
 ・然別湖高所潜水&ウチダザリガニ防除ツアー(低視界での安全管理用)
 ・ディープダイビングSPL(冷水用フードの試験を兼ねた)

 以上で使用いたしました。

 また、最近少しずつですが、潜水作業現場での安全管理に使用してみたいとの声が増え始めています。

 JAUS(日本水中科学協会)にて、須賀二郎先生も、Logoseaseを使用しており、その使用研究を一緒にしようということになりました。

 お友達である、三陸ボランティアダイバーズ くまちゃん(佐藤さん)も、ロゴシーズ導入を決めたとのことです。

 ロゴシーズも、安全管理と使用の面白さ、期待感から、導入例が増えていきそうな感じですね!



以下、音声記録と写真のスライド「フォトシーズ」を添付いたします。




 

2014年10月14日火曜日

NAUI MASTER SCUBA DIVER COURSE in HOKKAIDO


レクリエーショナルダイバーとして最高峰クラスである、
マスタースクーバダイバー。
先日10/4、10/5、10/11、10/12の4日間で、コース開催をいたしました。

※NAUIマスタースクーバダイバー
 アドバンススクーバダイバーやスペシャルティダイバーコースで培ったスキルの応用編となるコース。レクリエーショナルダイバーに必要な最上級レベルの知識と技術をマスターし、リーダーシップコースへの足がかりとなるランクです。初めて潜るポイントでも、計画を立ててダイビングが楽しめるようになります。
○参加要件
 年齢 15歳以上。(弊社では18歳以上でお願いしています)
 ダイバー資格
 NAUIアドバンススクーバダイバー、NAUI CPR&First Aidの有効資格、
 NAUIレスキュースペシャルティダイバー、コアスペシャルティ(3種類以上)
 以上の資格認定、もしくは他団体の同等資格。
○実施概要
 ・クラスルームセッション 15時間。
 ・海洋実習8ダイブ。
※参加条件を満たしてから30本以上のログ記録があり、担当インストラクターが参加者のダイビング能力を把握している場合、筆記試験に合格することで資格認定を受けることもできます。

と、いうように、目標が高く、また面白い認定コースです☆
ちなみに、ガイドになるコースでも、リーダーシップでもありません。
あくまでも、アマチュア最高峰クラスの講習ですからね!


様々なスクーバダイビング指導機関がありますが、同等の資格でも内容が違うのも、このマスタースクーバダイバーです。

たとえば、指導機関 PADIの場合は、専門のコースがあるのでは無く、経験を表彰するものとしておりますが、
NAUIの場合は専門コースが設定されており、

また、PADIではダイブマスターやアシスタントインストラクターのコースで学ぶ、器材や物理、減圧等の学科内容を、
NAUIではマスタースクーバのクラスルームセッションで学ぶ訳なのです。

なので、マスタースクーバダイバーを開催しましたと言っても、大部分はどんな事を行なっているのか謎。。。と言うのが実情のようです(汗)

しかし!
私は、このNAUIマスタースクーバダイバーコースを誇らしげに思うのです☆


ちなみに、海洋実習では、新しい技術を学ぶことはありません。
新しいダイビング技術を学ぶのは、各種スペシャルティコースで、インストラクターと一緒にトレーニングするのが最終です。

マスタースクーバダイバーでの海洋実技セッションは、バディまたはグループ単位で、今迄のスキルを応用し、計画から実施までに主眼を置いています。

したがって、基本、インストラクターとマンツーマンでの開催は、ポセイドンでは行なっていません。参加人数がまとまるまで開催していないコースでもあるのです。



クラスルームセッションでは、
・器材の構造
・環境学
・潜水物理学
・潜水生理学
・減圧
・レスキュー
・ディープダイビング、ナビゲーション、サーチ&リカバリー
・筆記試験



海洋実習では、
・低視界(またはナイトダイビング)
・ディープダイビングと減圧停止シミュレーション
・ナビゲーション
・レスキュー
・サーチ&リカバリー 
を盛り込んだ8回の潜水を、基本的にナビゲーションSPLでモニターリングした、自身の距離計測データや空気消費率と、ダイブテーブルを使用しての反復潜水計画を立案し、実施します。



この、なんとも堅苦しそうなマスタースクーバダイバーコースを、時に大真面目に、時におもしろおかしく実施することが肝腎なのですが、
なかなか難しい。。。(笑)

でもね、参加してくださった皆さんのご感想を聞くと、
「凄く緊張したけど、自信がつきました!」とか、
「いままでに無い経験を積む事ができたのでとても楽しかったです」とか、
「もっと練習して、ダイビングを楽しいものにしたいです!」とか、

とても、有り難いお言葉を戴いております☆

ここで、今回の軌跡を写真でご紹介いたします。


10/4 初日。海は時化ていました。濁っています。

湾内もうねりが大きかったですが実施しました。

低視界に少しスパイスを☆小さい隙間がかえってストレス。

全然見えなかったそうです。

見えない中で軽作業。

低視界にマスク無し潜水のWパンチ。

2本目はホワイトウォーター体験。これ以上先は危ないです(汗)

無事2本終了。

夜は学科、そして翌日。

3本目はチームに別れサーチ計画と実践です。

レスキューSPLの復習です。

反応有り、無しの両方トレーニング。

引き揚げ。

Do-Se-Doでの人工呼吸曳航。

4本目はアクシデントマネージメントとレスキュー。

指示者の誘導でバックキック。

引き揚げです。

外は時化ています。。。

人工呼吸と曳航。がんばれ!

横ではSCDコースが疲労ダイバー曳航練習☆

指導側も様々な知識が必要です。。日々勉強です。

10/11は時化のため終日学科です。

お昼は近くの場外市場で。おいしい☆

10/12は低視界でした。ブイは目印です。

あまりにも透明度が悪いのでLogoseaseを装着しました。

5本目はディープ、6本目と7本目はボートナビです。

7本目と8本目は自分たちだけでナビを行なって戴きました。

浮上中です。

ラストダイブはビーチからです。

波は少し落ち着きましたが、低視界。。。

8本目は総合的にナビの確認です。

視界が悪いですね。

まるで、どこかの惑星のようです。

浮上し、サーフゾーンを超えます。

無事に帰還しました〜☆

参加者の一人、五味くんがラストで100diveに☆

今回は、海象、透明度に恵まれませんでしたが、かえって、良いトレーニングになったと思います。

参加戴きました皆様、本当にお疲れさまでした。
そして、ありがとうございました!

2014年度の開催は修了いたしましたが、ご要望が集まれば、2015年度も是非開催したく思っています。

皆さんの、いまのダイビング、更に知識と技術を拡充してみませんか?