2013年8月18日日曜日

暦の立秋、北の盛夏


気がつけば、もう暦の上で”秋”
ですが、北海道ではまだ”盛夏”な訳で、もちろん我がポセイドンのダイビング事業も最盛期を迎えています。

前回の記事から、随分日が経っていますが、
お盆を境に、夏前半、夏後半とし、その前半に行った事について書いてみたいと思います。

●夏の平日は学校の講習


昨年のブログ記事でも書いていますが、ポセイドンの主要業務として「学校講習」があります。

学校講習は、元々授業の一環で、僕が入社する以前から東海大学のダイビング講習を実施していたと聞きます。

僕が入社した後、東海大学、北海道ハイテクノロジー専門学校、弘前大学と弘前学院大学のダイビング講習が実施されるようになりました。
僕がインストラクターを取得したのが1995年、担当として関わらせて戴いたのは1997年くらいです。当時はこの4校で200名程の講習人数で、スタッフもフル稼働。常時5~6名体制で開催しておりました。

その後、弊社の契約プール閉鎖、学校カリキュラムの変更、インストラクターの稼働人数半減などなど、紆余曲折を経て、今の合宿スタイルとなった訳です。

現在、単位を取得出来るのは、弘前大学、弘前学院大学の2校と、スノーケリングでは北海道大学のみで、あとの学校は就職や研究に有利な資格として、潜水士とCカードの取得コースをご紹介戴き、そして集客、実施しています。

ポセイドンの戦略として、学生ダイバーの育成があり、様々な繋がりやご紹介等により、
・北海道大学
・東海大学札幌キャンパス
・弘前大学
・弘前学院大学
・はこだて未来大学
・酪農学園大学
・札幌科学技術専門学校
・北海道エコ動物自然専門学校
の8校を担当させていただくこととなりました。本当に有り難く、感謝しております。

●夏前半戦スタート

北大スノーケリングA組

北大スノーケリングB組


2013年度の第1回と第3回 海の合宿は、北海道大学の体育学「スノーケリング臨海合宿」です。
7月中は、プールでフィンスイミングを4コマ行い、臨海合宿では、
  • 実際の海で泳ぎ、楽しさと注意点を身体で理解する
  • 社会に出てからも、海の事故防止と言う観点で、知人にスノーケリングを教えられるようになる
  • 溺れている人に対し、浮力の確保と、浮いて待つことの重要性を理解する
上記を目的として、実施しています。

説明中です。美国小泊海岸にて。


評価は、スノーケリングの導入についてで、インストラクションをそれぞれのパートに分けて実施いたします。

  • 歩き方
  • スノーケルクリア
  • マスククリア
  • 足のつりの対処
  • 立ち上がり方
  • フィンキックの導入
これについて、初日は我々がデモを行い、夜に組立、ディスカッション、ドライシュミレーション。翌日に実施し、評価を受けるという流れです。

マスクの水の排出

足のつりを治す方法

ペットボトルレスキュー

そのほか、溺者を発見した際に、ペットボトル等、浮力になるものを与え、かつ、ロープをつけると尚のこと良しという事で、CNACで教わったペットボトルレスキューを授業に加えています。
食事風景。これで性格等が解ります。


今回の北海道大学 体育学「スノーケリング臨海合宿」は、総勢で約100名。
担当の厚東先生、学生スタッフのみなさん、本当にお疲れさまでした!


北海道エコ動物自然専門学校のみんな


第2回 海の合宿は、北海道エコ動物自然専門学校のスクーバ講習14名です。
自然環境の観察や、海洋生物の飼育など、潜水士とスクーバを取得しておくことは、学生にとって必要なのです。

開催に当たり、昔と違い、インストラクターは僕とヨッチの2名しかおりません。
今回は、少しばかり管理方法を考えました。

スノーケリングと違い、3日間でスクーバダイバー認定まで漕ぎ着けるのですが、一般の4日コースともちろんレッスン内容は変わりません。
ただでさえ、個人差の大きいスクーバダイビングです。学生の水慣れスピードはバラバラなのです。

ですが、学生に負担をかける訳にはいきません。

工藤班、平尾班に分け、さらに各Aチーム、Bチームに分け、我々が4回潜水するという戦術に致しました。もちろん、インストラクターにかかる負担は大きいため、今回のみ特別として実施です。労働安全的に、これが常套手段となってはならないのです。

朝9時から、チームを入れ替え、15時まで潜っておりました。
書かなくても良いことかも知れませんが、大人数をテキトウな講習で”終わらせている”と誤解されても困るので、その辺は強調させていただきます。

二日目の夜に大切な用事があり、潜水終了後札幌へ戻り、その後積丹へ帰るという事も有りましたが、まだ緊張状態では有りますので、さほど疲れは感じていませんでした。

ですが、感じてはいないだけで、身体の節々が怠い。
「まずいな。。。」
と思っていた翌朝、海は時化てしまい、残念ながら講習は中止となってしまいました。
続きは別の日に行うことに。自然の事なので、仕方が有りません。
講習は残念でしたが、身体に休息を与えることができた事は、不幸中の幸いです。


酪農学園大学のみんな


今年は合宿コースでは有りませんでしたが、8月6日、8月10日、8月11日に、酪農学園大学のスクーバ講習も実施致しました。
今回は体育の一環です。

担当の牧原先生はレジャーダイバーで、仕事でダイビングはいやだな〜(笑)とおっしゃっていましたが、やはり学生が楽しそうにダイビングを行っている姿を、とても嬉しそうにみておられました。

牧原先生、運転等、大変お疲れさまでした。来年以降へ向け、フィンスイミング等の企画を作成して参ります。


科学技術専門学校 海洋生物学科と東海大のみんな


そして、暦の上では立秋を迎えます。
8月7日〜8月9日は我が母校の、札幌科学技術専門学校 海洋生物学科、そして東海大の混成チームです。
第4回海の合宿では10名のスクーバ講習を行いました。
コンパスナビゲーションのレッスン中


このところ、透明度が悪く、うねりも若干ある感じですが、まだ講習が実施出来るレベルです。
自分たちで小ツアー実施


様々なスキルを身につけ、最後は小さいながらも、自分たちで泳ぐ事が出来、達成感も大きかったのではないでしょうか?

彼らはまだ1年生なので、針路は定まっておりませんが、増養殖関連の施設などでも働くと思います。サケマスの採取を行う為の施設設営には潜水技術が必要です。
今回得た技術、錆びないように、在学中はちょくちょくお店に来て欲しいと思います。


北大スクーバA組と東海大のみんな


第5回海の合宿は8月12日〜14日、北海道大学A組と東海大学の混成チームです。
今回は管理のしやすい8名で、僕とヨッチで4名づつ受け持ちです。
そのほか、学生スタッフと厚東先生が一緒に潜ります。

泳げない、海を知らない教育指導者が増え、何らかの形で海や水に親しんでもらいたいとお考えになり、私どもポセイドンへ連絡を下さったのが4年前。
手探り状態の中で、先生とここまで築くことが出来た事を誇りに思うとともに、非常に感謝しております。
ぼく

学科風景

合宿コースは、潜水後に学科講習なのです。
いろいろ生物観察

遊泳中

また、混成チームでは、学校間の交流が出来ることが、とても楽しいと思います。
北大生と東海大生、水中でも陸上でも、仲良くやっていました。

●合宿コースの飯

20合炊いてます。

いつも宿泊させていただいています「積丹町研修センター」には、ガス炊飯器が2つあり、それぞれ30合と40合の合計70合を一気に炊くことができます。
カレーもたまには少しオシャレに。

今回初のシチュー。

食事は平均1食333円。その中でやり繰りを行います。
ですが、質素過ぎては疲れた身体に響きますので、色々試行錯誤です。

また、アレルギーも注意が必要ですし、何につけても衛生面。食中毒には厳重に注意しています。
イワシは丸ごと骨まで食べて欲しい。


また「食育」と言う事も考慮しなければなりません。
折角、合宿に参加したのですから、イワシの食べ方(と言っても丸かぶり)くらいは憶えていただきます。

特性男前丼

先生からフルーツの差し入れも。

身欠きニシンと磯海苔をかけたお茶漬け

 お米が主体ですが、日本人らしい朝食、学生に人気の夕食、海では7分目に控えたい昼食と、合宿コースは「食」に関しても考えるべき所が多いのです。

また、合宿でBBQはNGです。
 ・時間の浪費
 ・お金の浪費
 ・労力の浪費
 それでいて、満腹感もなかなか満たされず、エンドレスにだらだらします。

その反面、合宿カレーとは、
 ・お金の節約
 ・時間の節約
 ・食欲増進
と、なんとも合理的な食べ物なのです。

●学校講習は生き物


学校講習をここまで実施するにあたり、様々な変化に長年対応してきました。
学校の建物は永く変わらないかも知れませんが、その時代背景や教育方針、カリキュラム、人事、学生の生活背景など、年々で大きな変化があります。

また、スクーバやスノーケリングは手段であり、それらを活用して何の教育をおこなうのか?が明確でなければ、またノウハウを提供出来なければいけないものなのです。

昨年までは、指導機関に
「学校講習は手堅いですね」「取り組みを成功事例として教えて下さい」など言われておりました。

バカ言ってもらっては困ります。

今まで書きましたように、会社の戦略としては確かに学生教育は存在します。
ですが、これを実現するには、学校または講師と二人三脚で挑まねばならない分野です。

我々が考えている金額は学生には負担が大きすぎるので、配慮しなければならないですし、器材購入は買える学生のみで、全体的にはお手伝いを行うことでの無料レンタルです。学生が不利益になることが、有ってはいけないのです。

それだけリスクと労力が存在しても、実施する意義が有る訳で、それは将来的に、様々な業界で安全潜水が根付くことを最大の目的とし、その時に我々が、物販や職場内講習などで恩恵を受けるという事なのです。

指導機関には営業的観点で関与して欲しくない分野です。
もし、指導機関が学生教育と言うものを真剣に取り入れたいのであれば、指導機関へ支払う申請料金、リーダーシップまで望むなら年会費を安くする他に手段は無いでしょう。

基本的には学校(教授)と企業の二人三脚。
指導機関が勘違いビジネスで口を挟んで来るのはおかしい。口出しするなら前述の事を真剣に検討し、実施した後では無いだろうか?

●お盆も終わり、いよいよ夏後半戦へ


15日、16日も海へ行き、17日と18日は大雨で海を中止。
19日からは、いよいよ後半戦、第6回海の合宿 弘前学院大学がスタートです!

今年は全11回まで海の合宿があります。

どうか、海が凪であり、天候も良好で有りますように!