2013年6月24日月曜日

陰陽


陰陽。
どちらかと言うと、楽しく明るいイメージの「陽」に気持ちが向き、
暗いマイナスイメージの「陰」は敬遠してしまうものだ。みなさんはどう?


でも、どちらか一つだけと言うのは存在しない。
冬が有れば夏もあり、光があれば影も有る。
生があれば死もあり、出逢いがあれば必ず別れもある。

この陰陽が調和し、はじめて自然の秩序が保つことができると言う。

晴天だが、流れがあった6/23の積丹

ダイビングにも、もちろん陰と陽はある。
楽しさの反面、リスクも存在する。
開放的な楽しさを追求するという事は、そのリスク対策も追求すると言うことなのだ。

この日は18名でダイビングを楽しんだ

ダイビングインストラクターはダイビングを楽しもうとお越しいただいたみなさまへ、その楽しさを伝える反面、リスクという厳しさも伝える事が任務であり、ダイブマスターは、ダイビングの持つ「陰と陽」を基に、認定ダイバーを管理することが任務である。

水中はうねりもあり、透明度は悪かった

ダイビングの講習は、それぞれのステップで、必ず「陰」を目の当たりにする。
楽しみである反面、不安や恐怖が同時に存在し、時には恐怖が勝ってしまう事がある。

インストラクターは、その状態を抱えた講習生のみなさまを水中で引率しながら、リスク対処のトレーニングを行いつつ、恐怖や不安を取り除き、あくまでも保守的な自信をつけて戴かなくてはならないのだ。

減圧停止シュミレーション中

インストラクターも人の子である。
水中にいる時間は短時間かも知れないが、千変万化する自然環境のなかで、不安を抱えている講習生の皆さんの安全を管理すると言うことは、並大抵のストレスではない。

むしろ、ストレスを感じないインストラクターは、いないのではないだろうか?
安全管理の考え方で「フェーズ理論」と言うものがある。
  • フェーズ0:無意識
  • フェーズ1:サブノーマル=不注意状態、居眠りや疲労など
  • フェーズ2:ノーマル、リラックス状態=注意リズム低下
  • フェーズ3:ノーマル、適度な緊張状態、積極的、集中力=業務に適している
  • フェーズ4:ハイパーノーマル、過緊張=緊急防衛反応、パニック
簡単にまとめると、こういう事で、フェーズ3がダイビングに一番適しているのであるが、講習生のみなさんも、インストラクターも、それぞれの立場上、3と4の間のギリギリ状態でもある事がほとんどと言えるはずだ。

ダイビング講習は、3と4の狭間から、3へ移行するために行われると言っても過言ではないだろう。


ADV認定です!

講習が無事終わり「楽しかった!」「自信がついたよ!」と言ってもらえる瞬間が、本当にこの仕事をしていて、達成感とインストラクターとしての喜びを感じる。
と言う話しは、真実なのであり、目標でもあり、切実な願いでもあるのだ。
そして、一番大きいのはその日その日の「安堵感」なのである。

ストレスと達成とが、連日に近いくらい繰返されるのもインストラクター。
時にはうまくいかず、悩む時も、苦しい時も、もちろんあるものだ。


一見華やかで、好きな事を仕事にしていて、明るく、時にはチャラく見られたりすることが多い立場ではあるが、それを「陽」とすれば、ストレスを抱えつつも安全に任務達成へ向け準備し、トレーニングし、実施し、再検討する事は「陰」

この調和が無ければ、ダイビングから遠ざかってしまったり、嫌になったり。また、注意不足や天狗になったり。

インストラクターやダイブマスターの資質は、私個人的な考えではあるが、接客態度や真摯な姿勢、勤勉さ、誠実さ、技術の高さ、レスキュー技能はもちろん重要ではあるが、潜在的な基盤になっている、ダイビングの「陰陽」の調和がとれている事が最も重要なのであると思う。

真面目一辺倒ではつまらない、不真面目であれば危ない。

インストラクターも、ダイブマスターも、お客様も、
ダイビングの調和を目指しているかたが、結局長く楽しんでいて、安全性が高いのだと思う。

さらなるレッスンSPLコース

そんな事を思いながら、今までの講習を振り返っていた。

夜空には大きい月。
折しも、スーパームーンが見られる夜だった。


2013年6月17日月曜日

As for the diving, most are antinomy.


アンチノミー(Antinomy)、日本語では”二律背反”です。
今回は少し、真面目というか、
おそらくレジャーダイビング全般に言える”矛盾”を書いてみます。


6/15、6/16と、NAUIからの依頼で、北海道でのIQC(インストラクタークォリフィケィションコース/検定コースで、PADIで言うIE)を担当させていただきました。
もちろん参加者はPOSEIDONからでは有りません。


IQCを実施して行きながら、やはり僕はITC(インストラクタートレーニングコースで、合格するとIQCへ推薦され、IQCを合格するとインストラクターになることができる。PADIで言うIDC)を担当したいのだな。と、考えてしまうのです。


IQC(検定)とITC(教育)はそもそも本質が違うので、IQC中でもたくさん口を挟みたくなる衝動にかられるのですが、もちろん今回はそのような立場には無いので我慢です。

無事に合格し、今後のご活躍に期待をしている今日この頃です。

で、この2日間、参加者が少なかったので、色々考える時間がありました。

これからダイビングの安全普及を行う”インストラクター”を認定する業務でしたから、自然とレジャーダイビング業界の事を考えてしまいます。


  • インストラクター不足と言われているこの業界、労働条件等も絡む話しですが、先ずは楽しく夢の有る業界に、若手を増やして行きたい。
  • インストラクターのレベルやモラルの低下が目立つと言われているので、トレーニングや認定の基準などを締めて行きたい。
インストラクターの確保と言う領域では一致していますが、内容は全く異なります。

  • お客様の時間と金銭コストを出来る限り下げて多くのかたにダイビングを知ってもらいたい。
  • ダイビング事故を抑える為に、リスクを受け入れて戴き、トレーニング目標を引き上げたい(必然的にかかる日数が増える)
この二つは「認定カード(Cカード)」と言う足枷があり、さらに「ライセンス」と言う認識を広めてしまった為に、矛盾が大きくなっている。

ダイビングを気軽に低コストで知ってもらうのであれば「体験ダイビング」で良いわけで、さらに楽しみたいのであれば、それなりのリスクと対応出来る技術の習得が必要である事は、どんなかたでも理解出来るのですが、なぜか気軽に手っ取り早く「免許」をとれば潜れる。あとはインストラクターがなんとかする世界だよ。へいきへいき。と言うような風潮になっている。完全に間違った方向へ向いてしまっている。

正しく講習を行おうとすると、やはり日数的かつ料金的コストはかかる。
インストラクションは慈善事業ではないですし、それで生活をしている。
インストラクターも家庭があり、守るべき家族がいる。

しかしながら、適正価格で表示しても、周りの料金と比較されてしまい、

高い=暴利

と認識されてしまうことも、良く有る話しです。

ご自身のお仕事に置き換えたらいかがでしょうか?

明らかに矛盾している話しなのです。



  • 器材なんかだまされて買うもんじゃない。レンタルで充分。と先輩ダイバーに言われた。
  • その先輩ダイバーは結構良い器材を持っている。
良く有る話しです。
また、ネットで買って、使い方が良く解らないなど、失敗例を多く聞きます。が、成功例はあまり聞かないものですね。

そもそも、器材なんて何でも良いわけがないのがダイビングです。
きれいな海、可愛い生物の写真は人々の目を惹くもので、良いものだと思いますが、その撮影を支えている器材についてはあまり語られる事が無いものです。

ダイビングは、器材なくして行えるものではないですし、生命維持装置なわけなので、きちんと揃え、使い方も習い、地元の海で使用回数をこなして慣れる必要が有るものですから、安易な通信販売での購入は、インストラクターレベル以上の知識と経験が必要です。
そんなインストラクターにも、そのレベルが無い事は、そこまで至ったダイビングの教育レベルの低さ、私達ディレクターが悪いのです。反省しなければなりません。

明らかに昔と現在は社会背景も、顧客ニーズも変わっていて、
これからもどんどん変化するのでしょう。
いま、このレジャーダイビング業界も、転換期で有る事は間違いありません。



今の積丹ではコウナゴ(小女子)が水面に群れています。


先日、その小女子を戴きました。


早速茹でました。


おいしそ〜♪


そして、こうなる訳です(笑)
おいしかったです!!

  • きれいな海、もともとある自然の生態系を守りたい。
  • 水揚げ高を多く、豊かで大漁でありたい。
これも、海を利用する領域は同じですが、ある種、二律背反。

でも、この矛盾、必ず解決策は有ると思うんです。
ダイビングの二律背反も必ず解決策はあるでしょう。

これからのインストラクターは、このアンチノミー(二律背反)の解決策も含め、
「考えられる」業界人になっていただきたいと、強く願っています。


2013年6月12日水曜日

海藻の森、回想の森、そしてウニの盛り☆の巻


6月11日、懐かしいような、昨日まで会っていたような、
そんな感じのするお友達がやってきた。

二人は、今から13年前(彼女達は18歳、僕は28歳)に、北海道ハイテクノロジー専門学校ペットビジネス科(現北海道エコ動物自然専門学校)スクーバダイビング実習の時に認定した。

当時は、ハイテクノロジー専門学校授業だけで100名の講習を行っていた。
もちろん、他の大学等もあるので、それはそれは凄い感じだった。

そのなかで、今もこうやって来てくれるのは本当に嬉しい。

笑ってるけど、ドライ水没が不安でびびってました(笑)


二人は現在海外で暮らしている。
かがりちゃんはオーストラリアのシドニー。
智恵ちゃんはパラオのディドリームさんで働いている。

なんだか、インターナショナルな匂いがプンプンする。
嘘(笑)ぜんぜんしない〜ww

講習を行った時は、フィルムカメラが普通の時代なので、データとかは残っていないのですが、2007年にスペシャルティコースを頑張っていた時の写真を発掘。

うへぇ〜 あどけないかんじ。

サーチ&リカバリーでリフトバッグを使う練習。

確か、コントロールミスで急浮上したはず(笑)

今見ると、なぜか笑ってしまう(笑)

僕もまだまだ勢いあったような。今はもうだめ(笑)

なつかしいですわw

そんなわけで、6月の積丹、海藻の森へレッツゴー!

ウリクラゲ、ぴろぴろしてました。

透明度はまだスコーンってしていませんが、問題無しです。

やはり、この時期は浅瀬に長時間一本勝負が楽しい。

海藻をかき分けるのが楽しい。

濁りが無ければ、水面への反射はもっときれいなんでしょうね。

この日も70分一本勝負でした。

そして昼食は”味処しゃこたん”さんです!!

さすが、景観が良い〜☆

もちろんウニ丼ねらいです(笑)

昔の漁具が展示されているエントランス。

奥田店長いつもありがと〜☆今日はウニ汁付きです♪

お刺身、素敵な色つや♪♪♪

小鉢に”小女子”が!!うまいです☆

あ、今日の水中ではたくさん”小女子”が泳いでいました!

きました!!生ウニ丼!地元でしか味わえない美味しさと盛り!

みなさん、是非”味処しゃこたん”さんにお立ち寄りください!!

天気も良し!ウニも良し!最高な想い出でした。

あぁぁ、スーツ干しても凍らない季節ですねぇ〜。

で、夜は”シルクロード”で、焼肉です。

よっちが、、なんだか、、くどいです。濃い(汗)


えびこさんもきましたよ〜☆

平尾店長もお肉大好きです(笑)

たん(笑)

なんか、平尾姉弟だけ、白米食べてたww 昔話的な?

智恵は野菜ばっかり食べていた。森の仲間達的な??

うん。ま、いいか。

と、言う感じで、それぞれ色んな地域でがんばっているわけだね。
かがりちゃん、智恵ちゃんはもちろん、
今まで学校スクーバ講習で取得されたみなさんへ
「ファイトー!!」と、エールを贈りたい!!

でも、その前に、もっと自分頑張れ。