カルチャーショックの仙台出張!の巻

仙台駅の牛タン通りにある「利久」にて。

仙台と言えば、

  • 牛タン&麦飯
  • 笹かま
  • ずんだ餅
  • 伊達政宗公
  • 仙台四郎
などなど、見所たっぷりの杜の都。

すっごく良い街ですね!仙台って!

こんにちは!沿海調査エンジニアリング
POSEIDON 統括 工藤です!
僕の仕事は美味しい物を食べてゴロゴロする事です!!

な〜んて、なんとか仕事しているふりをしていますが、
先日の沖縄研修旅行から戻り、残務処理した後、
4/17の夜から4/18まで「宮城県」へ出張してきました♪

出張理由は、
「AQUA-LUNG ゴルスキー ハードハット型潜水器のセミナー」
に参加して、知識の吸収とアイデアづくりを行うと言うもの。

ゴルスキー ハードハットです。ALLステンレス製

今回はすこ〜し真面目な内容ですよ♪

あ、いつも不真面目と言う事ではありません(汗)

さて、潜水と一言で言っても、実は海の様に深〜く、深〜く、、、、
一般的にはお目見えしないような事まで幅も広〜く。。。
僕にとっても、まだまだ解らない世界が沢山ある訳です。

共通しているのは「水の中」と言う事。

うちの会社は潜水講習や生物調査、空気充填が主業務。
でも、潜水業務と言えば、潜水土木やサルベージ、海中工事、水中溶接、切断、港湾土木、潜水漁業、潜水救助、そのほかちょっと言えない●事系など、た〜くさんある訳です。

日本海洋のI塚さん。通話装置やソナー等の準備。

小型水中探索システム。安くはありませんよ(笑)

潜り方だって、環境や用途によって違います。
潜水方式で言うと、環境圧潜水と大気圧潜水に別れますが、僕達が潜っている方法は環境圧潜水のほう。

環境圧潜水も、送気式潜水方式と自給気式潜水方式があります。
潜水士をお持ちの方なら、もうお解りですね?
SCUBAは自給気式水中呼吸装置の略で、もちろん「自給気式潜水方式」

その中でも、オープンサーキット(開放回路方式)、セミクローズドサーキット(半閉鎖回路方式)、クローズドサーキット(閉鎖回路方式)があって、一般的なのはオープンサーキット。

セミクローズドは昔ポセイドンでも「フィーノ」と言うリブリーザーの講習を行っていましたよ。
使ってみたんですが、マウスピースにスイッチが有って、なんだか慣れなかったような。呼吸するとスコー、スコーとちょっと違う感覚。
社長がインストラクター持っていたんですが、時代を先取りしすぎたと言うか、講習生は0人(汗)東京日産マリンも今はやっていません(笑)

クローズドサーキットもリブリーザーという道具を使いますが(CCR)最近はよく話題になったりしています。

ちなみに、物凄く砕いてクローズドサーキットとセミクローズドサーキットを説明すると、呼気を再循環させる方式と言う事です。詳しく知りたい方はお店で。

いつもスクーバダイビング業界で活動していると、結構この辺りの情報が流れて来る訳ですが、、、、
「送気式潜水方式」については、なかなか話題になったり情報が流れて来たりしない訳なんです。

応需送気式潜水方式。ゴルスキー ハードハット使用。

でも!

私が担当している業務は潜水資器材を販売したり、潜水士講座を実施すること。
それは「全内容を一応網羅」しなくちゃいけないんです(汗)

送気式潜水方式も、定量送気式(二酸化炭素が高まらない様に空気を流して換気する方法)と応需送気式(基本は吸った時に空気が出て来る方式で、空気をあえてフロー状態にできる物もありますよ)が有り、似ているようで結構違いがあるんです。

応需送気式はデマンド送気式とも言い(訳しただけなんですけどね)、その中でも、全面マスク式とフーカー式で違いますし、全面マスクでもバンドマスクとハードハットがありますし、結構奥が深い。

バンドマスク(カービーモーガン社製)

ハードハット(ゴルスキー社製)

首の土台をヨークと言いますが、ZERO社でも対応してます

コンプレッサー

これでダイバーへの送気や水深を管理します

この送気ホース、高いらしい(汗)

ドライスーツは汚染水域対応のHAZ-MAT

う〜ん、学ぶという事は、果てしなく追い求めたる事。
かつ、学ぶという事は「まねぶ(真似ぶ)」が語源である事。

ゴルスキーさんによるハードハットの分解組み立て。

下から見るとこんなかんじ

送気管はヘルメット内部です。

作りはシンプルです。

なので、今回は宮城にて開催されたAQUALUNGさんのゴルスキーハードハットのデモ会に参加したわけなのです。

朝日海洋開発にて。規模も敷地も大きい(汗)

従業員の潜水士さん達も若い!

開催場所は 株式会社 朝日海洋開発さんでしたが、、、

凄い、、、、

スケールが違う。。。

潜水業務の分野は違えども、
私は、幕末の志士が外国の技術をみて驚愕したが如く、
カルチャーショックを受け、うちの会社もこうなりたいと思った次第です。

潜水技術はあまり変わっていないと言う方もいるでしょうが、
私は、潜水資器材は相当進化していると思いますし、
なにしろ、使用する人間の生活背景等が変化していますので、

「うちの会社も、このままではいかんぜよ!」

と、思ったのです(汗)

進化する潜水器材の使用による安全潜水の普及が我々のミッション。
それは昔も今も、これからも変わらない、変えてはいけないもの。

今回の機会を下さった社長や常務、アクアラングさん、日本海洋さん、ゼロさん、IANTDさん、そして朝日海洋開発さんには、本当に感謝しております。

未だこの興奮が覚めやらぬ状態ですよ。

ダイビングの仕事は憧れや夢のあるものだと思っています。
それはレジャーの分野だけではありません。
海洋開発。改めてこの言葉の深さを実感した次第です。



と、言う事で、20日は札幌科学技術専門学校で新年度の授業開始。
21日からはポセイドンスプリングフェア、
22日から5月13日までは、器材展示会、
そして合間を縫う様に、デスクワークや打ち合せが続きます。

興奮でドキドキすることばっかり。
人生って、楽(らく)では無いですが、面白い♪

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