救急法アップデート講習の巻



最近は陽気も続き「春の匂い」がしますよね♪
春と言えば、、、春の陽気の匂いとともに、様々な記憶がよみがえります。
卒業式、入学式、そしてまた卒業式、入社、一人暮らし、etc

こんにちは♪ ポセイドン工藤です☆

最近は懐かしい記憶を更に鮮明に出来る世の中。
YouTubeで当時テレビCMなどなどなど。


このCM、小樽の蘭島駅とのこと。
なつかし〜♪


このパソコン(MSX)のCM、うわぁ〜ってかんじ。
中学生の時、CASIOのと、Panasonicの持ってましたよ♪

春は懐かしいだけではなく、新たな出発の季節でもあります。
なので、気持ち燃えていた頃を思い出す為に、
「ミポリン」のアルバムをiTunesで購入し、
「派ぁ手ぇ〜♪だぁ〜ねぇ〜♪♪」と歌いながら新しい事考えています♪


2人でのCPRとAED実施練習

さて、新しいと言えば、救急法2010ガイドライン。
NAUI CPR & First Aid でも先日インストラクターアップデートが開催され、様々な地域のインストラクターが参加されていました。

写真はサンシャインダイビングスクール 北島さんに戴きました


東京ブランニューシー 角さん、埼玉シーメイド 太田さんも参加

震災の影響もあり、今年のアップデートとなりましたが、テキストも内容も変更点が多々あり、これを機にポセイドンでの普及方法等を急ぎ考えて行かなければと感じました。



さて、そのアップデート内容を、早速その週のうちに一般向け更新講習会で実施。
皆さんとても上手で、スムーズに更新のレッスンが行えました。

変更部分の確認中

変更点をかいつまんでお話ししますと、

  • より胸骨圧迫に重点を置いている
  • 呼吸の確認で、気道の確保と聞く感じるが無くなった

一般的に成人では心臓のトラブルで意識不明、心停止する根拠を基に、A(気道確保)B(人工呼吸)C(胸骨圧迫)の手順がC→A→Bに変更になった訳なんです。

変更に関しては以前からAHAハイライト等で知ってはいましたが、NCFAの内容として正式に実施したのは今回がはじめてでした。根拠に基づき、より実施しやすいように簡素化されています。

胸骨圧迫ペースは100回/分 以上で5cmしっかり圧迫

他にも変更点がありますので、是非、更新時期ではなくても、トレーニングとして参加戴ければと思っています。

リカバリーポジションも細かい追加修正があります

また、ダイビングでのトラブルを考えると、
  • 心原性の心停止
  • 呼吸原性の心停止
の両方が考えられます。特に溺水による心停止は呼吸原性ですから、ダイバー曳航中の気道の確保と人工呼吸が重要では有りますが、過去の北海道におけるダイビング中の病死は、心筋梗塞などの心原性が多いように感じていますし、またほとんど冬に起こっているのも事実です。

この事をダイバーレスキューに照らしてみると、もちろん曳航中の人工呼吸も重要では有りますが、大至急引揚げ、CPRとAEDを実施することにシフトしているNAUIの方向性を理解することが出来ます。

2人でのCPRとAEDパッドの貼付け

AED通電後すぐにCPR継続2分

今回の救急法のアップデートにより、ダイバーレスキュー等やリーダーシップ向けレスキュー検定の評価基準も変わって来るとの事。

また、ポセイドンでは認定後の活動として、バディ同志でダイビングへ出かける事をおすすめしておりますので、一番はじめの認定コース「NAUIスクーバダイバーコース」のカリキュラムにも、自動車学校と同様にCPR等を盛り込んで行く事が重要と感じました。
  • 普及を促す救急法の体験的プログラム、
  • スクーバダイバーでの救急法カリキュラム、
  • ダイバーレスキューと併せてベーシックプログラムとDAN酸素コース
  • マスタースクーバでのグループ実施
  • ダイブマスターでの捜索やマネジメント等 
と、各段階に馴染ませて行くような位置づけを、更に強化して行く事、一般向けのトレーニングやスタッフ向けトレーニングを定期的に開催する事が肝腎と思っております。


土曜日開催チーム。トレーニングは、、良い汗かきますね。。。

こちらは日曜日開催チームの一コマ

少人数だったので、シチュエーションを変えてみました

一人より二人、二人より三人がスムーズですね

首のマグネループも外し、AEDパッドを貼ります

少人数で時間が残りましたので、包帯と三角巾も実施

臀部の包帯ですが、練習ではさすがに脱いでもらえません!

春のうちにアウトラインをまとめ、充分トレーニングを行い、準備万端でトップシーズンを迎えられるようにいたします。

最後に、救急法も、ダイバーレスキューも「予防」が一番重要です。
是非、春のうちにプールでリフレッシュを行って下さい!
その際、出来るだけご自身のダイビング器材も事前にメンテナンスし、リフレッシュ時に使って下さい!

ダイバー全員で「安全意識の高揚」を図り、楽しい1年を!


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