次は25%削減!? 今年を振り返り…



弊社では、環境に係る業務を行っています。
いまさらかもしれませんが、一応業務内容は、
  • 海洋生物調査、生物分析
  • 海洋構造物現況調査
  • 海底地形測量
  • 海事工事
  • 高圧空気製造、充填、容器耐圧試験
  • 潜水器材メインテナンス
  • 潜水士講習
  • ダイビング講習(一般、学校法人、官公庁、漁業従事者)
  • 環境教育事業
  • 潜水器材レンタル
  • 潜水器材販売
です。また、設立当時から(36年前)
●水を基本とする自然と人間の共生する生態社会において、海洋開発を事業とし、水を通じ人々へ夢と感動を提供し、社会貢献する事を社の使命とする。
と、しており、僕たちのミッションでした。

なので、僕の部署(ダイビング事業部)では、ツアー売上の3%を世界自然保護基金(WWF Japan)へ寄付を行っていたり、地球温暖化防止活動としてチームマイナス6%へ企業参加したりもしています。

会社36年目、僕は入社17年目。正直ミッション遂行に関しては、まだまだやらなければならない事は山積みで、ようやくスタートラインという感じです。(ゴールは無いのですが 笑)

毎年5月22日は、国連が決めた「国際生物多様性の日」で、今年2009年はテーマが「生物多様性と侵略的外来生物」と言うこともあり、以前から話題でもあり、実施してきました「ウチダザリガニ」の防除活動を、然別湖にて行いました。



然別湖周辺は非常に貴重なもので、ナキウサギが棲息していたり、ここだけに棲息するミヤベイワナ(オショロコマの亜種)もいたり。残念ながらウチダザリガニは元々ここにはいないのですが、人間活動により持ち込まれ、然別湖の生態系を侵し始めています。鹿追町や然別湖ネイチャーセンターと一緒に防除活動をおこないましたが、それで終わる事はありません。来年も続けて行きます。

環境を守る、共生する、とダイビング業界内でよく言われてはいますが、私的な意見としてですが、具体的に「何をしているの?」「成果は?」と聞かれても返答に困るダイビング経営者、指導者、ダイバーも多いのではないでしょうか?
僕もその1人で、寄付をすることやゴミ清掃などが精一杯でした。
が、この活動を行ってみて、ようやくダイビング活動と自然環境保全の交わり合いが半歩進んだような気がしました。

また、明日からは積丹町美国町にて「藻場再生事業」の一環として、地元漁師さんとウニの移植作業を行います。※後志支庁へ特別採捕許可申請を提出しています。
この活動も、磯焼けに長い間悩んでいる日本海側の海域環境保全活動として行います。
藻場は、生物の隠れ家だったり、水の浄化の役目を担ったりするもので、無ければならない存在です。
活動詳細は追ってこのブログにてお知らせいたします。

担当の大塚と踏ん張って、今までに無いくらいの進歩! でもミッション成果はまだまだこれくらいでしかありません… 今後も踏ん張って行きますので、このブログを読んでいただけたダイバーの皆さんも一緒になにかやりましょうね!

さて、COP15が開催されていましたが、地球温暖化防止について。
京都議定書にて炭酸ガス1990年比でマイナス6%を目標にしてきましたが、なかなか成果が上がらないのが現状のようです。
次は2020年までに炭酸ガス1990年比マイナス25%が目標との事。
そこで、チームマイナス6%も、名称が
「チャレンジ25」
として生まれ変わります。

温暖化防止活動も「海」「ダイビング」とさらに連動しつつ、来年2010年は国連が決めた「国際生物多様性年」でもありますので、今年行って来た事を更に飛躍させてゆきたいと思っています。

それにしても、この環境に関する話題…
勉強しないと行けない事が山ほどありますね、、、いや星の数ほどありますね…

今のダイビングインストラクターって、環境問題、IT関連、etc、、、
憶えないといけない事だらけです(笑) 



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